かつては夏の軒先の定番だったアサガオも、最近ではあまり見かけなくなってしまいました。
けっこう添え木など作る手間もたいへんでしょうから、忙しい時代にそぐわなくなってしまうのも、いたし方のないことなのでしょう。
加賀の千代女の有名な句、「朝顔につるべ取られてもらい水」は、ことのほか夏の朝の情景を端的に現した名作です。
「つるべ」を見たことのない人がほとんどになってしまった今の時代には、あまりピンとこない句かもしれません。
朝顔のつるがつるべに巻きついてかわいそうなので、近くに水をもらいに行ったなんて、いかにも風流を楽しんだ時代の情景描写ですね。
暑い日に外から戻った時など、玄関先に飾られた朝顔袋が目に入れば、ひとときのヒンヤリ感が味わえそうです。
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