夏のような暑さになっても乾燥した今の時期は、むしろさわやかさを感じることもありますが、やがて来る梅雨の頃には、湿度が高くじめじめした日が続くと気分まで鬱陶しくなってしまいます。
そんな時に道端に咲いているアジサイの淡いブルーやピンクの色を見ると、何となく少しはさわやかでスッキリした気分を味わえるというもの。
この紫陽花袋、284枚の正方形のきれを縫い合わせた作品だということですから、作る手間だけでも気が遠くなってしまいそうです。
そして造形の美しさも抜群で、ちりめん細工古作の中でも優れた作り方だということです。
私のように眺めて気楽に講釈を言っている人間には、作る人たちの忍耐や苦労はちっとも分かりません。
一つの花でピンクもブルーも味わえるアジサイは、この世の中にたぶん存在しません。
そんなところがまた、見る人の楽しみを考えた、ちりめん細工作品作りの楽しさかもしれません。
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