ちりめん細工・椿の編み籠巾着
高さが20cmほどの実用的な大きさの巾着です。
編み籠(籠底)の上には六角つなぎの技法を生かした、今の時期にはぴったりの椿の文様がちりばめられています。
椿の花びらの数が6枚ということはありませんが、いかにも椿の花を連想させる形になっていて、作者の着眼点のセンスをうかがわせています。
そもそも私などはこのちりめん細工に出会うまで、ツバキかサザンカ(寒椿)かの見分けも付かない男でしたが、25年以上もちりめん細工の世界に寄り添っているうちに、今では区別も付くようになりました。
草花や四季折々の行事や自然の事象など、ちりめん細工の世界は日本の季節の移り変わりが持つメリハリを、強く反映した手芸だと言えましょう。
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ちりめん細工・犬張子
みんなが大好き犬張子。ちりめん細工古作の中でも、最も人気の高い作品の一つ。
犬は安産多産の動物で、赤ちゃんができたときに腹帯を巻くのも、昔から戌の日と決まっています。
おうちのなかで犬は、家内安全、子孫繁栄、安産を祈願する為の動物であると共に、お子様の健やかな成長を祈る一種のお守り的な存在になっています。
雛飾りにも使われる「犬筥」なども、同じような願いから飾り始められたと思われます。
狩猟、農耕民族を問わず、犬は人類とのかかわりが最も深い動物の一つで、最近では災害時の救助などにも活躍する、私たち人間とは切っても切れないパートナーといえましょう。
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年の瀬をひかえ、お子様の健やかな成長を祈ると共に、皆様方のご健康をお祈りいたします。
ちりめん細工・切りばめ細工の巾着
一見中央の文様はアップリケをしたように見えるます。実はこれ、布を文様の通りカットして、その形の中に縫い込んで作られています。
古作の中にはこの「切りばめ」の技法を使った作品を、数多く見ることができます。
最初に切りばめの作品に出会ったのは鶴亀に松の文様で、その巧妙なできばえからは、染で柄を作り出したものだと思い込みました。
しかし近くに寄ってよく見ると、何と、染ではなくて布をはめ込んで作ってあるではありませんか!これにはまったく驚いた記憶がよみがえってきます。
最近では余り見かけなくなった技法ですが、技術的にも難しい面がある以上に、私には想像できない根気のいる作業も必要なのでしょう。
ちりめん細工の世界は、いつまでたっても驚きが絶えることはありません。
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ちりめん細工・みみづく袋
ミミヅク(ミミズク)とはフクロウ科の中でも、羽角(うかく、耳のように見える部分)があるものの総称だとのこと。
よく見ればこのみみづく袋にも、かわいらしい耳が付いています。
私なら「ふくろう袋」と名づけてしまいそうなところを、ちりめん細工を極めた人の頭脳では名前にもこだわって、「一ひねり」したかったのでは。と、勝手な想像をしています。
よく見るとボディーの部分はまつかさ袋をヒントにヒダが下がっていて、いかにもミミヅクらしさ?を演出しているようです。
すこし大きめに作らた頭とまん丸で優しそうな目は、猛禽類の鋭さを可愛らしさに変貌させているのもさすがというほかありません。
ちりめん細工作品はほかの作品がヒントになっていたり、またその技法を取り入れて新しいものを創造していくところにも、見る者にとっても大きな楽しみを提供してくれます。
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ちりめん細工・籠底の創作巾着
籠底になった実用的な大きさの巾着です。
口べりの下側は四角になった形の中に、七宝袋のように少し緩みを持たせた布で十文字のデザインが施されています。
そして少し籠底の部分に垂れたひだは、何となく松かさ袋を思い出します、
いろいろな技法やデザインをヒントに、ご自分でアレンジした作品だと思っていますが、私などが講釈を言っているよりもはるかにアイデアと技術が必要だったのでしょう。
もうすぐ七五三。お孫様のお参りにもピッタリの巾着ではないでしょうか。
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