ちりめん細工・姉様人形
市松人形が子供を表現しているのに対して、姉様人形はおとなの女性を写したものです。しかも花嫁衣装の姿がその原型であるといわれています。
全国的にもいろいろな地域に地域色豊かな姉様人形が存在していて、その素材は千代紙や布で作られています。
この姉様人形はもともと子供の玩具として作り始められたようで、ままごとや着せ替え人形として使われていたと思われます。
今までに拝見してきた姉様人形には目鼻のないものが多いのですが、最近になって顔に目鼻があるものもあることが分かりましたので、地方によっては色々な種類のものがあると考えています。
また地方によって髪型などに厳格な伝統を残しているものもあって、単なる子供のオモチャというよりも、地方の生活習慣や伝統を色濃く反映した民芸であるともいえます。
いずれにしても女の子が抱く理想の女性像が姉様人形にも込められていて、いつの時代にも人形に自分の姿を写して楽しむ習慣は、今も変わらぬ女の子が夢見るお遊びかもしれません。
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