底は古典的編み籠、上はちょっとモダンな今様の巾着です。
私はいつも「編み籠」と称していますが、ほんとうは「籠底」と言ったほうがいいのかも知れません。
籠底の巾着は明治から大正にかけて、女性の間で大流行した袋物です。
もちろん編んだ籠底の部分は主として竹や籐などで作られていますが、その部分を布に和紙などの芯を貼って竹などの代わりにしたのが布製の籠底巾着です。
信玄袋のような大きな袋物は無理にしても、あまり大きくない巾着なら布製の底でも十分実用が可能だったのでしょう。
今も昔も変わらぬ女性のアイデアには、まったく感心しきりです。
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