今年はなかなか桜の便りが聞こえてきません。
とはいえやはり季節は、本格的な春に向かってまっしぐら。
下が編み籠になったこの巾着は、ピンクの地に小花が散った生地をうまく使って作られています。
いかにも暖かくなった春のうきうきした気分を、心行くまで感じさせてくれる作品です。
ところで材料のちりめんは古いものではないようですが、昔の「ちりめん」と良く似た風合いのものをよくぞ探されたものです。
本業の世界とはいっても、昔のちりめんの雰囲気をもった、材料に適する今生産されている生地を探すことができません。
古布が高騰し、しかも手に入りにくくなっている今、今後の材料入手の難しさを考えると、ちりめん細工の将来が危ぶまれて仕方がありません。
皆様古布古裂は、くれぐれも大切にお使いください。
「松阪ちりめんお細工物の会」作品展には、ご遠方からもたくさんのご来場をいただき、まことにありがとうございました。
会員一同心よりお礼を申し上げます。
ホームページに作品展の会場を掲載しています。
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
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