寒いですね。日本列島全体が冷蔵庫になったようです。
ちりめん細工のおしどり袋を見ると、ついつい高校時代の漢文の先生を思い出します。
中国唐の時代に玄宗皇帝と楊貴妃のエピソードを歌った漢詩「長恨歌」の一節。
「天にあっては比翼の鳥のように」、「地にあっては連理の枝のように」という、永遠の愛を誓い合った言葉です。
この「比翼の鳥」とは羽が繋がった二匹の鳥のことですが、実はおしどりを意味していること。
ついでにおしどりは「鴛鴦」と書き、オスが鴛、メスが鴦で、つがいで「鴛鴦」と書くこと。
そしておしどりの語源は「愛し鳥」、愛し合う鳥という意味だと言うことまで教えていただきました。
この先生、やがて自分の授業に酔ってくると、朗々と趣味の詩吟までうなりだす…..。
まことに印象の深い先生で、おかげで大事な語源となる漢詩の一節は、今でも思い出すのです。
話がそれてしまいましたが、このおしどり袋もたくさんの作品を拝見しました。
結構丸みをとる部分が多く、うまく姿をまとめるのはかなり難しい作品のようです。
■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□
□日時:3月3日(土)→3月11日(日) 10:00→18:00
□場所:松阪市湊町196 優遊館きもの大藤
期間中半日体験コーナーを毎日開催。お早めにお申し込みください。
※3月8日(木)は休まず営業
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