ちりめん細工・風船袋
昔懐かしい紙風船を、ちりめん細工に模した作品です。
いささか春っぽい雰囲気の色合ですが、まあご勘弁ください。
紙風船はよく見てみると、一般的は黄、赤、緑、青、濃いピンク、そして白が使われていて、何か特別な意味合いがあるのかもしれません。
この作品もその原則には忠実なのですが、優しい色合を組み合わせ、いかにもふんわりした雰囲気を作り上げています。
風船袋は型紙よって随分見た目の落ち着きが変わってくることは、長年写真を撮っていると敏感に感じます。
この作品も随分研究の成果が詰まっているのかもしれません。
この作品、何か特別の用途、考えがあったのか、紐が輪になっていません。
間違いではありませんので、念のため。
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楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
ホームページにもぜひお立ち寄りください。
http://www.mctv.ne.jp/~go-daito/
松阪ちりめんお細工物の会ホームページへもどうぞ。
会員の作品もたくさんご紹介しています。
ちりめん細工・茶壷巾着
名前の通り茶壷を模した、ちりめん細工の作品です。
小さい巾着類は、お守りや大切なものを入れたりする、実用的な小袋として作られていたと思われます。
この茶壷巾着は色々な巾着類の中でも、形が地味で余り目立った存在ではありません。
しかし形を整えてうまく作るには、かなり難しい作品のようで、松阪ちりめんお細工物の会講習会でも、5年目の作品に取り上げられています。
とくに中心部にどんな柄を配置するかが、見た目の楽しさをより盛り上げてくれるようです。
この作品の場合には雀の尾の部分が配置され、良く見てもなかなか分かりにくいところが、おおきな「ミソ」のようです。
茶壷巾着についての別の作品紹介と講釈については、こちらでもご紹介しています。
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縮緬細工・顔 這い子人形
ちりめん細工の作品の中でも「かわいい」と言って、人気の高い這い子人形のお顔です。
作品の中にはお人形にとどまらず、動物の作品の中にもちゃんと顔の付いた作品も多く、その顔の表情を拝見するのも、また楽しみの一つです。
特に目の形や大きさ、位置などは、表情を作る上で最も重要な要素らしく、それによって全体の雰囲気まで随分変わってしまいます。
すこし離れ気味の小さな丸い目は優しさを、細い切れ長で間隔の狭い眼は、「きりっ」とした表情を作り出しているようです。
いずれにしても見るだけの人間にとっては、楽しみが尽きることはありません。
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ちりめん細工・市松人形
皆様方、台風12号の影響はいかがでしょうか。
何事も無ければ幸いなのですが。
少し地味な絞りのきものを着た市松人形です。
ちりめん細工の市松人形のお顔やボディーは、綿を詰めただけでできています。
ですから顔立ちや表情も、作品ごとに全くさまざまで、それが見るほうにとっては何とも楽しいポイントの一つ。
ふっくらしたほほと細い目が、何ともかわいらしい表情を作り出しています。
市松人形はもともと「着せ替え人形」だったようですから、違う着物を着せてみたらどうか、などと想像してしまいます。
でも現実にはそう簡単にいかないようですから、見るものの欲望だけでは、作者におしかりを受けてしまいそうです。
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