桜の花びらをかたどったこの袋、中には小さなお抹茶用の茶碗(旅茶碗)が入っています。
そして竹筒の中には茶せんと茶杓が収められていて、いわば携帯用野点セット。
私には茶道のことが良く分かりませんが、野点や旅行の時に茶道具を入れるコンパクトな箱、茶箱(茶籠)というものがあります。
昔の人はおそらくその箱のかわりに、もっと近くに出かける時用として、小さくておしゃれな袋を考えたに違いありません。
と、都合のいい想像をしてしまうのですが、ではなぜ桜の花びらなのでしょう。
やはり心うきうき温かくなった春の象徴、桜をイメージしたのではないでしょうか。
お出かけにはそんな気分をイメージした「形」が、デザインとなって表現されているように思われます。
東日本大震災で被災されたり、原発事故で非難されている方々にも、一日も早く「心うきうき」した気分に浸れるときがやってくることを、心からお祈りするばかりです。
「松阪ちりめんお細工物の会」作品展には、ご遠方からもたくさんのご来場をいただき、まことにありがとうございました。
会員一同心よりお礼を申し上げます。
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