東日本大震災や原発の事故で、厳しい避難生活を強いられている方々も多い中、しばらくブログを中断しようかと思っていました。
ところが先週の日曜日から、普段の倍以上のアクセスをいただいており、このブログも何かのお役に立っているのではと思い、気を取り直して書き始めることにいたしました。
そろそろ全国的に桜の季節が始まります。
やっぱり日本人にとっては、何といっても暖かくて晴れやかな雰囲気を届けてくれる最高のお花。
被災地の皆様には、少しでも気分の晴れる「花盛り」になるといいのですが。
ちりめん細工の桜袋は10cmほどの大きさで、花びらの先端の丸みとくぼみのカーブが何とも微妙で、作品のできばえに大きく影響するそうです。
いつもの話になりますけれど、見ているだけの人間にとっては、比較的簡単な作品のように思ってしまいますからいけません。
ちりめん細工では、基本中の基本を大切にした手仕事の妙が、作品のできばえを左右するようです。
簡単そうな作品こそが、もっとも難しいと言うことも再認識しました。
改めて被災地で不自由な生活を送っていらっしゃる皆様へのお見舞いと、一日も早く普段の平穏な生活に戻ることができますよう、心よりお祈り申し上げております。
「松阪ちりめんお細工物の会」作品展には、ご遠方からもたくさんのご来場をいただき、まことにありがとうございました。
会員一同心よりお礼を申し上げます。