姉様人形はもともと和紙で作った「着せ替え人形」の総称だったようです。
後ろ向きに飾ったりして帯結びの形を楽しんだり、遊び方はさまざまだったようですが、「お顔」に関してはあまり重視されていなかったようにも思われます。
全体の姿は花嫁衣裳を身に着けた女性とも、また遊郭の遊女とも言われています。
いずれにしても江戸時代の若い女性の風俗を知る上で、貴重な姉様人形も残されています。
市松人形が子供のお顔なのに対して、姉様人形は字のごとく若い女性の姿を映したものです。
このお顔のお人形は、お嫁入り前の花嫁衣裳をまとったお嬢様でしょうか。
面長な顔立ちに髪飾りをつけた姿は、何となくキリリとして気持ちのいい姿です。
ちりめん細工ではすこしキリッとした小さなお顔を作るときには、薄いちりめんではなく、羽二重の生地を使うことが多いのでしょうか。
■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□
□日時:2月26日(土)→3月6日(日) 10:00→18:00
□場所:松阪市湊町196 優遊館きもの大藤
期間中半日体験コーナーを毎日開催。お早めにお申し込みください。
※3月11日(木)は休まず営業
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