ちりめん細工・顔 その3(姉様人形)

ちりめん細工・顔 その3(姉様人形)

姉様人形はもともと和紙で作った「着せ替え人形」の総称だったようです。
後ろ向きに飾ったりして帯結びの形を楽しんだり、遊び方はさまざまだったようですが、「お顔」に関してはあまり重視されていなかったようにも思われます。

全体の姿は花嫁衣裳を身に着けた女性とも、また遊郭の遊女とも言われています。
いずれにしても江戸時代の若い女性の風俗を知る上で、貴重な姉様人形も残されています。

市松人形が子供のお顔なのに対して、姉様人形は字のごとく若い女性の姿を映したものです。

このお顔のお人形は、お嫁入り前の花嫁衣裳をまとったお嬢様でしょうか。
面長な顔立ちに髪飾りをつけた姿は、何となくキリリとして気持ちのいい姿です。

ちりめん細工ではすこしキリッとした小さなお顔を作るときには、薄いちりめんではなく、羽二重の生地を使うことが多いのでしょうか。

■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□

□日時:2月26日(土)→3月6日(日) 10:00→18:00
□場所:松阪市湊町196 優遊館きもの大藤

期間中半日体験コーナーを毎日開催。お早めにお申し込みください。

お問合せ、お申し込みはここをクリック

※3月11日(木)は休まず営業

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楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
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縮緬細工・梅の巾着

縮緬細工・梅の巾着

まだまだ外は冷たい北風が吹く真冬の世界ですが、もうやがて早春のさきがけとなる梅の開花も伝わってきそうな時期です。
梅がほころび始めると、何となく寒い冬も終わりという感じがしますね。

これは高さが20cmに満たない大きさの、梅の花をモチーフにした巾着です。
実用も兼ねた大きさなので、お嬢様のふり袖姿などにもピッタリの雰囲気。

花びらをかたどったひだが、いかにも梅の花を思わせるこの巾着も、日本の四季の移り変わりの中から生まれた作品です。
たぶん古作だと思うのですが、今も昔も季節を愛でるちりめん細工の作品は、日本の伝統手芸の最高峰の一つだと思います。

暖かい春が待ち遠しいですね。

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松阪ちりめんお細工物の会ホームページへもどうぞ。
会員の作品もたくさんご紹介しています。


縮緬細工・雛巾着

縮緬細工・雛巾着

お正月が過ぎるともうすぐ桃の節句、雛祭りです。
お孫様のためにどんな雛飾りを買ってあげようかと、悩みながら楽しんでおられるおばあちゃまも多い時期かと。

世の中時代が変わって住居の広さや様子が変わると、かつてのような「段飾り」のお雛様もずいぶん少なくなって、お部屋の広さにあわせた大きさや様式の雛飾りが増えてきました。

さてこの雛巾着は直径が15cm程度の大きさで、狭い空間でも壁にかけたりすれば、立派な雛飾りになる作品です。
名前の通り裏側が袋になっていて、ちゃんと薄いものなら入るようになっています。
ただ昔の人がほんとうにもの(たとえばお守り)などを入れるために考えたのか、あるいはこうしてつるして雛飾りにするために作ったのか、あまり確証がありません。

まあそんなことは置いておいて、今の時代でも通用する「コンパクト」な雛飾りであることは間違いありません。
小さな犬筥やつるし飾りなどを添えれば、それはそれは素敵なお雛様です。

いままでにもいろいろなお雛様をご紹介しています。

その1 創作雛人形

その2 子供雛

その3 創作雛人形

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縮緬細工・うさぎ巾着のつるし飾り

縮緬細工・うさぎ巾着のつるし飾り

皆様、あけましておめでとうございます。
本年もがんばってブログを書きますので、ご愛読をお願い申し上げます。

今年は卯年。
干支のうさぎさんはやはり人気者です。
中心に花手まりと七宝手まりを飾り、うさぎの巾着とくくり猿を飾ったつるし飾りです。

この数年、一般的に総称されてきた「つるし飾り」は、「つり雛」、「つるし雛」という名称でも親しまれるようになってきました。
これも伊豆稲取りや九州柳川などの方々の、町おこし的な題材として取り上げ、普及に努力されてきたことが、大きく貢献しているように思われます。

そして雛飾りの脇飾りとしても再び飾られるようになったりして、節句のお飾りとしての役割が復活してきたことも、大いに喜ばしいことです。

それにしてもつるし飾りは、何か心惹かれるものがありますね。

e-ちりめん優遊館ホームページでは、つるし飾り特集を掲載しています。

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住所:三重県松阪市白粉町527-1
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営業時間:10:00~17:00
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新ブログに移行後、平成26年6月14日以前の投稿に不具合が生じております。ご容赦をお願い申し上げます。
あきない100年
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