ちりめん細工の子供奴巾着は、直径が15cmのほどの大きさで、裏側にはちゃんと物を入れる袋が付いています。
たぶんお子さんのお守り袋などを入れたものと思われます。
奴といえば、私だって知っていることがたくさんあります。
参勤交代の折、あの毛槍をもって独特の装束をまとった家来がそうですね。
もともとは武家の家僕のことをさした言葉ですが、この「やっこ(奴)」と言う言葉がつけられた言葉もまた多いのです。
たとえば「冷やっこ」、「やっこ凧」、そして花街の芸者さんにも「○○奴」などなど。
そして三人称で他人をさして、「やっこさんは・・・・」という言い方もします。
ところでなぜ冷やっこと呼ぶか知っていますか?
やっこの装束には四角い家紋(釘抜き紋という)が付いています。
冷たい豆腐を四角く切った料理が、「冷やっこ」と呼ばれるようになったそうですよ。
いろいろお話をしだすと長くなりますのでやめておきます。
子供奴巾着を考え出した武家の女性は、まだ幼い家僕の後姿がとってもかわいらしかったので、それをちりめん細工の作品に映したそうです。
なんとなくわかるような気がします。
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