高さが10cmもない縮緬細工の唐人を模したお人形です。
ちりめん細工は江戸時代後期にかけて、その原型が形作られてきたと言われています。
一般的に「南蛮人」と言われているのは、ヨーロッパ人、東南アジア人、そして中国人の総称です。
わが国で南蛮人といわれる外国人を一般的に目にし始めたのは、安土桃山時代前後の「南蛮屏風」に描かれたその姿であったと思われます。
そして実際の南蛮人を始めて見た日本人が何よりも驚いたのは、その顔立ちや見たこともない衣装だったに違いありません。
おそらく唐人をお人形にしようと考えた人は、よほど強烈な印象を持ち、それを人形に映したのだと思います。
ちりめん細工の原型が形成されていく過程には、当時の日本の時代背景や世相がおおきく反映されているのです。
中国の人の顔立ちや衣装の特徴がうまく捉えられ、愛嬌たっぷりのお人形に仕上がっていますね。
作品を拝見しながら色々なことを考えるのも、実に楽しいものです。
■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□
□日時:3月6日(土)→3月14日(日) 10:00→18:00
□場所:松阪市湊町196 優遊館きもの大藤
期間中半日体験コーナーを毎日開催。お早めにお申し込みください。
※3月11日(木)は休まず営業
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