金平糖袋の形を変えて、つるし飾りにしたものです。金平糖袋についてはこちらをご覧ください。
間に小さく見えるのは、「くくり猿」です。
私はこういった飾りを総称して、「つるし飾り」と呼んでいますが、地方によってはさまざまな呼び名があるようです。
特に有名な伊豆稲取では「雛のつるし飾り」、九州柳川では「さげもん」等々の名前で呼ばれ、町おこしの中心にもすえられるくらい、華やかな雰囲気をかもし出します。
また「輪下げ」、「つり雛」、「つるし雛」の名称で呼ばれることもあります。
もともとは子供の節句、特に雛祭りのお雛様の周辺に飾り、子供の健やかな成長を願ったものだと言われています。
上の輪から下げる作品、その数については、さまざまな説があるようで、中には作品の種類、順番まで決めておられるところもあると聞いていますが、あまり定かな決まりは無いようです。
松阪ちりめんお細工物の会では、7本の紐に7個。輪の真ん中に1個を基本としています。(合計50個)
あくまでも基本であって、この数や種類にとらわれているわけではありません。
これは「人生五十年」といわれた時代に、子供が健康で50歳までの人生を全うして欲しい、との親の願いをこめたところからの説を取り入れたものです。
金平糖は直径7?8?。
これを19個も作るのはたいへんでしょうね。
一つ一つを見ても、たいそうきれいな作品です。
ホームページでは、「松阪ちりめんお細工物の会」の会員による、つるし飾りの特集を掲載しています。
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