ちりめん細工の風船袋は、直径が7?ほどの作品です。
6色のちりめんをつなぎ合わせて作られていますが、むかし遊んだ紙風船にそっくりです。
紙風船は明治の中頃から、子供の玩具として作られていたようですが、手でついたり飛ばしたりして遊ぶのです。
紙風船の思い出は、遊んだことより越中富山の薬売りのおじさんのこと。
半年に一度くらい薬箱の薬の入れ替えと、集金を兼ねてやってく来ました。
そのときのおまけが紙風船で、もらうのがほんとうに楽しみでした。
こんな記憶をお持ちの方も多いと思います。
ちりめん細工の風船袋は、初級の作品と思われますが、作るのはそう簡単ではなさそうです。
簡単そうなところにもきちんとしたちりめん細工の基本が生きていて、しっかり形の整った作品が出来上がると言うことです。
一見単純そうに見える6枚だけの布の取り合わせによって、あるいは作る方の感性によって表情を変えるこの作品も、ちりめん細工の面白さを象徴していると言えます。
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