ちりめん細工の作品の中でも相当大きく、直径は約18cmで実用も可能。
五人の福助さんが並んでいます。
縁起物として福助人形が登場したのは江戸時代ですので、ちりめん細工作品の古作の中にも福助巾着を見ることが出来ます。
一説によると福助さんは実在の人物だとか。
とにかくこの人の行くところには「福来る」で、ずいぶんお金持ちになったり、幸せをつかんだ人も多いことも伝えられています。
この作品の面白さは、なんと言っても五人の福助さんのお顔の表情。
お顔の表情に決まりはないそうですが、全員「たれ目」ちゃん。
何となくユーモラスです。
こういった作品の写真をを紹介すると、見えないところが随分と気になってしまいますので、うしろの三人もご紹介します。
うーん!この人もやっぱりたれ目。お口もほころんで楽しそうですね。
おやおやこの人はお口があるのかな?
太っていてあごの中にお口が隠れているのかも。
それにしても「鼻息」が荒そうだと思いませんか?
お口を「への字」に結んで、何やら難しそうなお顔。
心なしかクビもかしげている様子。
困ったことでもあったのでしょうか?
私どもはきものを商う呉服屋。
こうやって書いているうちに、呉服屋より「五福屋」になりたくなってきました。
福や幸せはきっと売ることは出来ませんね。
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