ちりめん細工の蓑です。
大きさは下の糸の部分を除いても約30センチ。
蓑のイメージからすると、ずいぶん派手で豪華な蓑です。
蓑は稲などの水分を通しにくい植物を利用した雨具ですが、世界中にも同じような蓑がたくさん存在します。
「ずいぶん派手で豪華」な蓑と書きましたが、実際に使用された蓑の中には、オシャレなものも数多くあったに違いありません。
皆さんも調べてみてください。
このちりめん細工の蓑を最初に考えた方は、一般的な地味なわらの蓑を見て、なぜこのように色鮮やかな蓑を創造したのでしょう。
不思議です。
蓑が雨具として必要不可欠であった時代には、うっとおしい雨の日だけ使われる蓑に感謝をこめて、人目を引くような作品に仕上げたかったのではないでしょうか?
私にはそんな思いが伝わってくるのですが。
ちりめん細工の世界では人の生活の中で見かけるものを、細かく観察してほんとうにうまく作品を作り上げています。
昔の人々の観察力と感性には、全く頭が下がります。
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
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