ちりめん細工・鶴袋
ちりめん細工の創作つる巾着です。
オリジナル作品として創作したもので、大きさが20?ほどの実用もかねた作品です。
鶴はおめでたい場所にも多用される動物で、古来より長寿の象徴として色々な場面で使われてきました。
「つるの恩返し」に代表される昔話や童話には欠かせない鳥です。
でも少し物悲しい雰囲気も持っていて、決して「おめでた」だけでなく、さまざまなステージに登場してきます。
真っ白な雪原に舞う丹頂鶴の華麗な姿。想像しただけでも何となく素敵ですね。
この袋はさまざまな思いをこめて、お子様のお祝いのときなどにも持っていただけるように考えました。
この作品はホームページで販売しています。ぜひご覧ください。
ちりめん細工の小物や材料(無地ちりめん、組紐など)を販売しています。
ちりめん細工・這い子人形
ちりめん細工の這い子人形です。
晩秋から初冬にかけて寒さが加わってくると、どうも「這い子」とか「掻巻き人形袋」のような、暖かそうな作品を紹介したくなります。
江戸時代から続いてきたちりめん細工の古作の中でも、最もポピュラーな作品です。
なんといっても特徴的なのは、額と頭の継ぎ目が白からブルーに変わっていること。
今ではあまり見かけなくなりましたが、むかぁ~~し、昔は、こんな子供を見かけたことがありましたね。
子供の顔や表情をほんとうに良く表現していると思いませんか?
こういう作品が最もポピュラーで、いつまでたっても人気が高いのもうなずけます。
ちりめん細工の材料(無地ちりめん、組紐など)を販売しています。
ちりめん細工の糸巻き人形です。
糸巻き人形
「糸巻き人形」はうちのお店でつけた名前。
糸巻きを持っているので、糸巻き人形です。(当たり前ですね)
どうして糸巻きなのでしょう?
お子様が「お裁縫上手になりますように」との願いをこめています。
お裁縫のお稽古が昔ほどポピュラーでなくなった今の時代、このお人形を見て、「わたしもお裁縫がしたい」というお子様が一人でも多くいらっしゃればいいですね。
とてもかわいいでしょう。
ちょこんとした瞳。
恥ずかしそうに「ぼっ」と紅潮したほほ。
お人形の顔にはそれぞれの持つ表情があります。
顔だけ見ていても本当に楽しくなりますね。
こんなかわいらしい作品がいっぱいのホームページも、ぜひたずねてみてください。
ちりめん細工・e-ちりめん優遊館
松阪ちりめんお細工物の会
秋も深まって、晩秋の香りが色濃く漂い始めました。
このところ朝夕の冷え込みもめっきり厳しくなってきました。
我が家のベランダにもご覧の通りほんの一部ですが、いつの間にか晩秋のいろどりがやってきました。
写真はハナミズキです。
真夏の暑さの中でもひときわ新緑に近い若緑を保ってきましたが、驚くような極彩色に変貌します。
色の変化の激しい広葉樹は、よく観察すると、落葉が近づくにつれ葉の先が朽ちる前の枯れた色あいに変化しています。
すべてが「真っ赤」であるより、葉の先端の黄色っぽい色彩が加わって、赤いところがより赤く見えるのでしょうか。
さらにベランダには淡い緑色を保っているものも多くて、この時期は色彩のコントラストを楽しむことができます。
ひときわ淡い緑を保って、小さな小さな花を咲かせているバジル。
淡い緑と強烈な赤は、どちらも引き立て役をしています。
こうやって「いいとこどり」をして楽しめるのは、私たち人間の特権ですね。
深まり行く秋を楽しんでください。
ちりめん細工・掻巻き(かいまき)人形袋
ちりめん細工の掻巻き(かいまき)人形袋です。
めっきり冷え込んでくると、見ているほうまで暖かくなりそうですね。
古作の中でも人気が高い作品です。
掻巻きの中からちょこんと顔を出した、かわいい表情としぐさがなんとも愛くるしいですね。
うしろが見えませんが、ちゃんと袋になっていて、昔のお嬢様はきっと大切な物をしまっていたに違いありません。
掻巻きってご存知ですか?
掻巻とは袖のついた寝具のことで、綿入れの一種です。
小さいころにどこかのお宅で見たことがありますが、残念ながら私は使ったことがありません。
袖に手を入れることができ、肩まですっぽりかぶるので、とても暖かいようです。
これは顔の部分。
目の表情もさることながら、ちょこんと見える手がとてもかわいいと思いませんか。