豪華!福を招くちりめん細工の熊手です。
この作品は「和布クラフト」創刊号(パッチワーク通信社)にも紹介されています。
すごい迫力のちりめん細工「熊手」です。
少し紹介する時期が遅れてしまったようですが、各地の神社で毎年11月の酉の日に行われる祭礼に、門前に立つ酉の市では縁起物として熊手が売られています。
特にこの習慣は関東地方に多いようです。
この熊手、もとは農業用の道具ですが、枯葉やゴミなどをかき集めたりする道具として使われていますが、この地方では別名「さらい」とも呼ばれています。
その名の通り縁起や福を「ごっそり」かき集めてくるという意味合いで、縁起物としての位置づけがあるのだと思います。
ところで中国では「熊の手」が、高価な食材として珍重されているのをご存知ですか。
しかも右手(右前足)が特に高価なのです。
何故か?
熊は右手で好物の蜂の巣をごっそりかき出して、特においしい蜂蜜などを食べるのです。
ですから右手の手のひらにおいしい要素がしみつくため、右手が一番おいしいのです。
ほんとうですよ。ウソだと思ったら、調べてみてください。
熊手の語源にも係わる話だと思いませんか?
なにやら年の瀬も近づくと、こういった縁起物をつい紹介したくなりますね。
やっぱり懐具合がさみしいから?でしょうか。
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