秋も深まって、晩秋の香りが色濃く漂い始めました。
このところ朝夕の冷え込みもめっきり厳しくなってきました。
我が家のベランダにもご覧の通りほんの一部ですが、いつの間にか晩秋のいろどりがやってきました。
写真はハナミズキです。
真夏の暑さの中でもひときわ新緑に近い若緑を保ってきましたが、驚くような極彩色に変貌します。
色の変化の激しい広葉樹は、よく観察すると、落葉が近づくにつれ葉の先が朽ちる前の枯れた色あいに変化しています。
すべてが「真っ赤」であるより、葉の先端の黄色っぽい色彩が加わって、赤いところがより赤く見えるのでしょうか。
さらにベランダには淡い緑色を保っているものも多くて、この時期は色彩のコントラストを楽しむことができます。
ひときわ淡い緑を保って、小さな小さな花を咲かせているバジル。
淡い緑と強烈な赤は、どちらも引き立て役をしています。
こうやって「いいとこどり」をして楽しめるのは、私たち人間の特権ですね。
深まり行く秋を楽しんでください。