笛吹き童子
笛吹き童子の季節がやってきました。
さすがに9月も終わりになると、特に朝夕はめっきり涼しくなってきました。
これから木枯らしの吹く季節までは、「笛吹き童子」の出番です。
夕刻、あたりがめっきり暗くなってくると、笛吹き童子は街に現れます。
そして深夜まで・・・
ぴーひゃら、ピーヒャラ・・・
と、悲しげな音色で笛を吹きます。
皆さんも街に出ると笛の音が聞こえてくるかも知れませんよ。
この笛吹き童子は笛の音色を聞いていると、いかにもさみしそうです。
でもこのきりりとした顔は、さみしそうな中にも性根のすわった表情を見ることができます。
街で笛の音を聞いたら是非教えてくださいね。
この文章は、あくまで管理人の空想の世界です。
うゎ?気持ち悪ぅ?い・・・!
なんていわないでネ。
店の庭にはたくさんの生き物がいることをお伝えしました。
今回は太めのニャッキくんです。コクチナシの木に棲んでいます。
たしかに気持ちが悪いとおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、よ?く見ているとなかなかかわいらしいのです。
ちょっと太めですが、アニメキャラクター「ニャッキ」に似ているでしょう。
そんなことなのですが、この虫、実は庭のギャングなのです。
食欲旺盛でものすごい勢いでコクチナシの葉を食べます。
しかもおいしそうな新芽ばかり。
ちょっと気がつかないでいると、コクチナシは丸裸。
そしてこの太めのニャッキくんのいる下側は、黒い点々が・・・。
太目のニャッキの天敵はスズメ。以前はスズメがやってきて、よく食べたのですが、バックスが無くなって棲家をなくしたスズメはどこかへ行ってしまって、このところはちっとも来てくれません。
お子様の観察用などには最適のニャッキ。
お気持ちのある方はいつでも捕りに来て下さいね。
お月見 うさぎ人形
ちりめん細工のうさぎ人形です。
お月見のイメージにはやっぱりうさぎ。
写真を撮るまではお月様のほうを向いていましたが、シャッターを切るときだけ、こちらを向いていただきました。
でも何となく「お月見」の雰囲気が漂ってきませんか。
この人形のボディーは、もちろんちりめんの生地と綿だけで作ってあります。
着物も古布のちりめんで、丹念に縫い上げていただきました。
やっぱりかわいいお人形ですね。
いまホームページであと2組のうさぎ人形をご紹介しています。
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楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
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ちりめん細工・干支 亥
私は今年の干支・いのしし(亥)です。
何で今頃登場したか?それは管理人が私をねぎらって、最後の出番を考えてくれたんだと思いますよ。
昨年の今頃は引っ張りだこで、毎日てんてこ舞いでしたが、一年が過ぎると、もう暇で暇で・・・。
それにしても私は男の子なのですが、私を考えてつくってくれた方が、
「顔はかわいいのに、からだがちょっと・・・」
というわけで、赤いお洋服を着せて、しかも背中に丸っこいものをぶら下げてくれました。
背中の丸っこいものは、5ミリくらいの「くくり猿」といって、厄除け、縁起物だそうです。
皆さんの幸せを願ってぶら下げてくれたのでしょう。
さてそろそろ私の出番も終わって、来年の干支・子(ねずみ)さんにバトンタッチをするのももう間近です。
あと3ヶ月余り、世の中の平穏無事と、皆様方のご健康をお祈りしています。
12年後またお目にかかりましょう。
レトロ フォーカス・・・
何となくいい響きを持った言葉です。
大正から昭和の初期にかけて、このように趣味の世界でちりめん細工の写真を取られた方は、よほど裕福なおうちの方だったのでしょうか。
と、思わせるような古い写真に見えますが、最近撮影したものです。
画像ソフトでセピア調にしただけで、あとはまったく触っていません。
そうです、何となくこの写真を見て、「レトロフォーカス」という言葉が頭に浮かんできました。
実はこんな言葉が本当にあるのかどうか分からないまま、今まで「勝手に」使ってきました。
ブログを書くに当たって、ウソは書けません。
早速検索エンジンで調べたところ、ありました、ありました。
何とこの言葉、登録商標になっているとのことです。
フランスのPierre Angenieux(ピエール・アンジェニュー)が新しく開発した映画用レンズは、それまでにない構造で、「レトロ」は「後ろへ」という意味が主たる銘銘の根拠のようです。
残念ながら私が創造した、「古い」「オールドな」と言う意味ではなかったのです。
これがもとの写真です。
何のことはない、学生時代使っていたレンズが出てきたので、それをデジタルカメラにつけて撮影しました。
今までかなりシャープな写真ばかりを撮ってきたので、この一見ピンボケ風写真は、きわめて新鮮な雰囲気に思えました。
昔の時代の古い布を今によみがえらせたい、と考えて始めたちりめん細工と、この写真を撮影したレンズが40数年前のものであることを考えると、両方とも見事に今の時代によみがえってくれたのです。
嬉しかったですね。
皆さんも自分のまわりの古い道具類を、何とか今の時代に生かす方法を考えてみてください。
ちなみにアンジェニューのレンズで撮影した写真も、独特なソフトタッチの写りになるそうで、そういった意味ではたまたま私が想像した「レトロ」と共通した意味合いを持っているようです。