ちりめん細工のほおずき袋です。
この時期になると、ほおずきを持った人たちが目に付きます。
きっとご先祖様の供養に出かけられるのでしょう。
ちりめん細工のほおずきは、色々な表情を見せてくれます。
真っ赤に色づいたもの、ちょっと表面の皮がとれて中の繊維部分が見えてきたもの、などなど作者の感性は、ほずきの持つ雰囲気を的確に捉えています。
もちろん「へた」の部分から袋になっていて、小さな宝物を入れることができます。
昨日近所のお子さんが、お母さんにほおずきの笛(というのでしょうか)のつくり方を教えてもらっていました。
なつかしい光景ですね。
今でもこういうものをつくることが、子供たちに伝えられています。嬉しいですね。
それにしてもあのほおずきの中身は苦かった。
独特の「苦さ」でした。
思い出しているだけで、口の中が苦くなってくるような気がします。