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各地で盆踊りが盛んに行われる時期になりました。
この作品は、本年2月から3月にかけて開催した、「松阪ちりめんお細工物の会」作品展の共同制作です。
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楽しい盆踊りの雰囲気と、踊っている人たちの生き生きした表情が、見事に表現されています。
このお人形は、顔もからだもすべてちりめんと綿で作られています。
顔の表情を作り出す凹凸は、なかなか難しいそうです。
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子供たちが金魚すくいをしています。
うしろの子供はくたびれてしまったのかな?
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どこにでもいる「わんぱく坊主」ですね。
何をしようとしているのでしょう。
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暑いのにたい焼き屋のおじさんも大変です。
盆踊りにたい焼き?売れるんでしょうか。
皆さんもあちこちで行われる「盆踊り」を楽しんでください。
暑いときです。おからだを大切にしてくださいね。
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ちりめん細工・ほおずき袋
ちりめん細工のほおずき袋です。
この時期になると、ほおずきを持った人たちが目に付きます。
きっとご先祖様の供養に出かけられるのでしょう。
ちりめん細工のほおずきは、色々な表情を見せてくれます。
真っ赤に色づいたもの、ちょっと表面の皮がとれて中の繊維部分が見えてきたもの、などなど作者の感性は、ほずきの持つ雰囲気を的確に捉えています。
もちろん「へた」の部分から袋になっていて、小さな宝物を入れることができます。
昨日近所のお子さんが、お母さんにほおずきの笛(というのでしょうか)のつくり方を教えてもらっていました。
なつかしい光景ですね。
今でもこういうものをつくることが、子供たちに伝えられています。嬉しいですね。
それにしてもあのほおずきの中身は苦かった。
独特の「苦さ」でした。
思い出しているだけで、口の中が苦くなってくるような気がします。
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ちりめん細工・せみ袋
ちりめん細工のせみ袋です。
少し「派手」ですが、れっきとしたせみです。
このせみ袋、口のところがちゃんと袋になっています。
8センチ程度の大きさですが、なかなか存在感があります。
このせみは東南アジア原産で、同じ種類なのですが、それぞれの羽根や胴の色が違います。(東南アジア原産というのはウソです)(~_~)
ちりめん細工の世界は作る人の感性で色々なバリエーションがあって、本当に楽しいですね。
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ところで先日お店の庭のセミの羽化の模様をお伝えしました。
いつもこのけやきに鈴なりになってなくのですが、何故か今年は集まってきません。
昨年秋、上に見える電線に引っかかって危険でしたので、思い切って大きな枝も落としてしまいました。
けやきの葉に茶色い班点ができていて、木に元気がないのかもしれません。
セミも敏感にわかるのでしょうか。