クマゼミが羽化しました。

この店の場所に引っ越してきて、この8月末で16年になります。

店の庭は猫の額ほどの広さで、しかも土の部分といったら、たたみ3畳位しかありません。
しかしこんなに狭いところでも、生き物たちのドラマが繰り広げられています。
(かなり大げさな表現ですが・・・)

数年前からこの時期になると、毎日のようにクマゼミ(このあたりではワシワシと言います)が羽化します。
そしてもうしばらくすると、一本のけやきの木に鈴なりのようになって、

「ワシワシワシ・・・ワシワシワシ・・・」うるさいほどの鳴き声です。

そろそろ子供たちもやってきて、恒例の「セミ取り」が始まるのです。

昨日本年初めての羽化を見つけましたので、一部始終をご覧に入れます。

土から出てきて木を登り、居心地のいい場所を見つけます。

そしてこのような状態で、30分くらいじっとしています。

16:20くらいから16:50

背中が割れて、頭、そして目が殻から現れ、約10分くらいでこのようになります。

17:00くらい

お尻の部分を残し、このようにぶら下がっていること約15分。

次のアクロバットのような行動に、力を蓄えているようにも見えます。

足が動き出したかと思うと、徐々にからだがせり上がってきます。

これからがすごいんです。

次の写真に移る前には、お尻の部分が抜けたと思った瞬間、前足2本で殻の頭の部分に飛びつきます。

これは一瞬のことです。

最初は羽根が縮んでいますが、次の写真のようにだんだん羽根が伸びてきます。

だんだん羽根が伸びてきました。

そして約15分後このように透き通った羽根が伸びきり、羽化の終了です。

時に17:50ころのことです。

少しずつ体の色も濃くなって、羽根も透明になってきます。

残念ながら雨が降り出し、風も強くなってきましたので、ここまでしか撮影できませんでした。

これから毎日のようにこんな様子を見ることができます。

ぜひ一度見に来てください。

見学のお問い合わせ

    ?:0598-21-3533(17時以後にお電話ください)

    服装:長ズボンに長袖シャツ
    持参していただくもの:懐中電灯・虫除けスプレー・蚊取り線香等々

クマゼミは卵から成虫になるまで約10年。
そして1週間ほどの命で一生を終えます。

皆さん無駄にセミを取らないでね。
朝とったセミは、夕方には放してあげましょう。


ちりめん細工・六角箱

ちりめん細工・六角箱

直径20センチ弱の押し絵の六角箱です。
ふたの上はつまみ細工でお化粧します。

さて、何に使うのでしょう。
きっと大切な大切な宝物を入れる箱だと思います。

この箱からは、何と「猫」がのぞいていますが、はて?猫が入るような大きさでもないのですが・・・。

皆さんも大切な宝物を入れてくださいね。


私は カ・エ・ル

ちりめん細工・カエル

みなさぁ?ん、こんにちは。

私はカ・エ・ル。

梅雨の時期になると、とっても元気になるの。

私って、とってもチャーミングでしょ!

みんなが言うのよ、「君の目は、素敵でかわいいよ」ってね。

えっ!「右目と左目が見ているところが違う」って?

あれっ、知らないの?知りたい?

教えてあげよ?うかぁ。

右の目はロンドン。左の目はパリを見てんのよ。

私って、とっても気が多いんだから。

この子はお店の庭に住んでる、本物のアマガエル。

ときどき顔を見せるんだけど、管理人が写真を撮ろうとすると、すぐ横を向いちゃうのよ。

よっぽどお顔に自信がないのかしらね。かわそぅ!


ちりめん細工・蓮袋

ちりめん細工・蓮袋

全国各地から蓮の花の便りが届く季節です。

ちりめん細工の蓮袋は直径20cmほどのものです。
花芯の部分が袋になっていて、昔のむすめさんは、お琴の爪入れに使っていたようです。

蓮は別名:レンコン・ハスネ(蓮根)ともいいます。
原産地:インド

20世紀の中ごろ、大賀一郎さんが弥生時代の地層から蓮の実を発見。
なんと2000年も前の実でした。

そして発芽、開花に成功して、「古代ハス」として全国的に広まっています。

すごい生命力ですね。

この蓮の花、仏教と深い関わりがあって、仏像の台座に「蓮華座(れんげざ)」というのがありますが、蓮華とはハス(蓮)の花そのもののことです。

そういえば誰もが知っている童謡、

♪ ひ?らいた ひいらいた なんの はなが ひ?らいた

     れんげの は?なが ひいらいた ♪

私たちはついつい「レンゲソウ」のことだと思いがちですが、実はこの「れんげ」、蓮の花のことなんですね。


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松阪ちりめんお細工物の会
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新ブログに移行後、平成26年6月14日以前の投稿に不具合が生じております。ご容赦をお願い申し上げます。
あきない100年
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