うっとうしい梅雨の季節が近づいてきました。
梅雨の時期は、だれも余り歓迎しませんが、この梅雨がないと農作物の不作や、夏の水不足が深刻になってしまいます。
小雨に煙る庭先で、あじさいの花を見かけたりすると、うっとうしい気分も吹き飛んで、しばらく見入ってしまうこともありますよね。
あじさいの花言葉は「移り気」。
花の咲き始めから、七色の変化を見せる花弁(実際は「がく」の部分が花弁に見えるのですが)のために、このような花言葉が生れたのでしょう。
でも、ちりめん細工の「あじさい」は、残念?なことに花の色が変化しません。
決して「移り気」ではないのです。
このあじさい、正方形のちりめんを何と264枚縫い合わせて作ったものです。
大変な根気と努力を必要とします。
何となく本物のあじさいを連想させ、ちりめん細工のなかでも季節感を強く感じさせてくれる作品のひとつです。