ノシメトンボ
今年も店のお庭に赤トンボがやってきました。
例年7月に入ってからやってくることが多いのですが、今年は3週間ばかり早いようです。
先々週、1匹がやってきたと思ったら、あれよあれよという間に数が数えられないほどの数になりました。
一口に総称で「赤トンボ」と言っても、30種類くらいのものがわが国には生息しているようです。
専門家に聞いたところ、この赤トンボは「ノシメトンボ」だということです。
ところで皆さん、三木露風作詞・山田耕筰作曲 童謡「赤とんぼ」はご存知ですね。
♪ 夕焼小焼の、赤とんぼ
負われて見たのは、いつの日か ♪
もう50年も前になりますが、小学校の時に、この歌詞の「情景」を問われたことがあります。
「負われて」というのがポイントで、私たちはついつい「追われて」と理解してしまいますが、先生にこの情景の説明をしてもらって、なるほど!と思ったことが思い出されます
ご存知ない方は、「赤とんぼ」をキーワードに検索してみてください。
ランタナの花
お客さまからいただいた、白いランタナの花が満開です。
ランタナは熱帯アメリカ原産の常緑樹ですが、しだいに赤く変化するので、「シチヘンゲ」とも呼ばれているようです。
というと、日本ではアジサイを思い出しますね。
いつも少し見にくいところにおいてあるので、咲き始めたなと思って気がついた途端、あっという間に満開です。
お花が大好きな方は、通りがかりにごらんになってください。
ちりめん細工・あじさい袋
うっとうしい梅雨の季節が近づいてきました。
梅雨の時期は、だれも余り歓迎しませんが、この梅雨がないと農作物の不作や、夏の水不足が深刻になってしまいます。
小雨に煙る庭先で、あじさいの花を見かけたりすると、うっとうしい気分も吹き飛んで、しばらく見入ってしまうこともありますよね。
あじさいの花言葉は「移り気」。
花の咲き始めから、七色の変化を見せる花弁(実際は「がく」の部分が花弁に見えるのですが)のために、このような花言葉が生れたのでしょう。
でも、ちりめん細工の「あじさい」は、残念?なことに花の色が変化しません。
決して「移り気」ではないのです。
このあじさい、正方形のちりめんを何と264枚縫い合わせて作ったものです。
大変な根気と努力を必要とします。
何となく本物のあじさいを連想させ、ちりめん細工のなかでも季節感を強く感じさせてくれる作品のひとつです。
先ほどお店に入ってくるとき、久しぶりの香りに気がつきました。
お店の前のアプローチに、こくちなしの可憐なお花が咲いたのです。
今年初めての2輪のお花です。
たったの2輪ですが、さわやかでフルーティーな香りが、ここちよく漂ってきます。
このこくちなしは八重のお花をつけますが、咲き始めて1日もしないうちに、花弁の周辺が黄色くなってしまいます。
でも、これからが本格的な季節です。ものすごくたくさんの花をつけて、花の美しさだけでなく、周囲に漂う独特の香りも楽しみです。
ぜひ見に来てくださいね。