《立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹、歩く姿は百合の花》
という言葉があります。美しい女性をたとえる表現です。
いずれも美しい花ですが、なぜ芍薬、牡丹、百合が選ばれたのか私にはわかりません。
牡丹は4月末から5月の初め、芍薬が5月中旬から6月末、そして百合が6月から8月。座っている美人が立ち上がって歩き出す、というような意味の説を唱える方もあります。
私は今まで牡丹と芍薬の区別をしらなくて、全部牡丹だと思ってましたよ。検索エンジンで調べたところ、芍薬と牡丹の違いは、芍薬が草で牡丹が木だそうです。へぇ?!
ところで「ちりめん細工・牡丹袋」は、花芯の黄色い部分が袋になっていて、裏側に紐がついています。昔の上流階級の人たちは「お琴の爪入れ」に使っていたそうです。
なんともお洒落ですね。