ちりめん細工の中でも、最も「季節そのもの」を表現する代表作「さくら袋」。
直径10センチほどの、江戸時代からつくり継がれてきた古作の代表作品です。
文献によると、当時は「琴爪入れ」に使われていたと記されています。
さて今の時代には何に使うかな?
ジュエリーのポーチやポプリやお香を入れた飾りにいかが。
下の写真、花びらの先端にご注目ください。
ちりめん細工の命は「角(かど)」と「丸み」。
これがうまくいかないと、作品の出来ばえが全然違います。
江戸から昭和のはじめにかけて使われた古い「ちりめん」は、ちりめん細工の作品制作素材にぴったりですが、今のきものの生地では厚過ぎて角や丸みがうまく取れません。
弊店ではそのために2種類のちりめん細工材料用のちりめんを、ちりめんの本場丹後(京都府)で別織りして、全国の皆様にご提供しています。
当地では桜の盛りも過ぎようかとしていますが、北の国ではこれからが桜の本番。
お花見をお楽しみください。
もっとたくさんのちりめん細工の作品をご覧になりたい方は、e-ちりめん優遊館ホームページをご覧ください。