炎の祭典とボランティア


一昨日、来迎寺で開催された元三大師会式(がんざんだいしえしき)炎の祭典に行ってきました。
この炎の祭典は同寺の元三大師堂が再建された1984年から始まったそうです。

献灯されたローソクを境内に並べて文字を描く祈願法要です。
描かれる文字は毎年異なり、今年は「希」でした。

伝統ある天台声明による読経が響く中、八雲神社から採灯された種火から参拝者が火を灯し、暗闇の境内に鮮やかに「希」という文字が浮かび上がり、とても幻想的でした。
参拝者たちはそれぞれの思いを込めて炎に手を合わせ、祈願します。
法要後は、ご住職が字に因んだお話をされました。

今年は東日本大震災があり福島の原発問題、先日の水害と暗い出来事が多いので、あえて明るい希望の「希」にしましたと、ご住職。福島のお話をされている時に涙ぐんでいらっしゃったのが印象的でした。


その浸水等の被害が大きかった熊野に先日、主人がボランティアに行ってきました。
主人の先輩が熊野でホテルを経営している事もあり、気になってしょうがなかったようです。
幸いにも、その先輩のお家やホテルは無事だったようですが裏手の辺りは浸水してしまったそうです。

主人が担当したのは、旅館や個人のお宅の清掃、ゴミ出し等の片づけ。
独り住まいのおばあちゃんの家では、一階が丸々浸水し、畳の上はトイレや台所の排水が一緒になり、いろんなものがゴミとなっていたそうで「浸水ってこんな酷い事になるものなのか・・・」と目の当たりにして、とても胸が痛かったそうです。
最後に「ありがとう」と言っていただいた一言が、とても嬉しかったと言っていました。

熊野だけでなく御浜町、紀宝町、新宮市、田辺市、那智勝浦町、十津川村など…今回被災された地域の方々の一日でも早い復旧をお祈りいたします。

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(有)松本紙店 ぱぴえ松本


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