会津八一の書「春日野」展

明日より毎年恒例の「書道用品フェア」を開催いたします。

また、今年は会津八一の書「春日野」展を同時開催します。

春日野を詠む書、杉本健吉の絵とのコラボレーション作品を10枚(覆刻版)を
展示いたしました。

合作書画集「春日野」
1954年(昭和29年)出版の合作書画集で図版全21枚。
この書画集は、昭和21年から何度か企画にあがり、紆余曲折を経て昭和29年に、ようやく完成した力作です。
初版は即完売され、二度目の覆刻版21枚のうち10枚を展示いたしました。

■八一と健吉の関係
八一と歌書画集「春日野」(1954)などを合作した友人。

■八一の言葉
杉本という画家の腕まへほんとに関心いたし候。
「上司海雲宛 会津八一書簡 昭和42年4月27日」より)

■健吉の言葉
秋艸道人(会津八一)の「鹿鳴集」は私のバイブルである。
奈良を歩くときは手離さず、その時その場でハミングしてみる。
先生の歌は声に出して一層の感銘の度を増す。(「夜半三月堂」より)



続きまして第二回 会津八一の書展
H23年10月15日(土)?18日(火)まで開催します。

会津八一、杉本健吉合作書画集“東大寺”より10枚、展示予定です。
“書”の本をお読み頂けるようご用意いたします。
ご都合の良い時間に、ご自由にお楽しみください。

会津八一 (号:秋艸道人) [明治14年?昭和31年]
新潟県新潟市に生まれる。中学生の頃より『万葉集』や良寛の歌に親しんだ。東京専門学校(早稲田大学の前身校)に入学し、坪内逍遙や小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)らの講義を聴講。教員となって新潟に
戻り、多くの俳句・俳論を残した。1908年に最初の奈良旅行をおこなって奈良の仏教美術へ関心を持ち、またこの旅行が俳句から短歌へと移るきっかけともなった。
1910年に坪内逍遙の招聘により早稲田中学校の教員となり上京。早稲田高等学院教授、早稲田大学文学部講師を兼任して美術関連の講義をおこない、研究のためにしばしば奈良へ旅行した。
「予は書画に於いて師承するところなし」独歩孤高の文人、会津八一はこよなく奈良を愛したくさんの歌を詠んだ。歌人、俳人であり、書家であり、画家であり、美術史家として多くの学生を指導した。

杉本健吉 [明治38年?平成16年]
愛知県名古屋市に生まれる。洋画家の一方、挿絵、グラフィックデザインなど幅広く活躍した。吉川英治作の「新・平家物語」「私本太平記」等の挿絵を担当し絶賛を得た。
名古屋能楽堂の鏡板(舞台の背景)の制作を担当した際、定番の老松ではなく若松を描き話題になった。
後に老松の鏡板も描かれ、隔年で配置されている。

?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?・?

紙・筆・墨・硯 「書道用品フェア」

2011年9月9日(金)・10日(土)

AM10:00?PM7:00(10日PM5:00迄)

紙ぱぴえ松本 2Fにて開催

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*

お問い合わせは (有)松本紙店 ぱぴえ松本 まで
TEL.0598-21-0603


カレンダー

 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

お問合せ先

住所:三重県松阪市中町1870
TEL:0598-21-0603
営業時間:10:00~18:00
定休日:木曜日 及び ギャラリー開催日以外の祝日
URL:http://www.matsumotokamiten.com/
オンラインショップ
http://www.matsumotokamiten.net/
E-mail:
info@matsumotokamiten.com
Instagram 松本紙店
https://www.instagram.com/matsumotokamiten_papie/
Instagram ギャラリーMOS
https://www.instagram.com/matsumotokamiten_gallerymos/

ログイン