JR東日本・高崎車両センター所属で、イベント列車等に使用されている12系客車セットと、その牽引機や補機として活躍中の電気機関車・EF64 1001号機が発売されています。
●EF64 1000番台は1970年代末期に国鉄が最後に開発した直流電気機関車で、基本番台のメカニックを再検討し、電動発電機、主抵抗器等の内部機器、パンタグラフ、耐雪装備等各部に変更改良が加えられて製造されました。
1000番台トップナンバーの1001号機は、1987年3月、お座敷列車「くつろぎ」等のイベント列車牽引機、EF55 1号機の補機として、ぶどう色と言われる茶色一色の車体に白帯を配した塗色で登場しました。 主に高崎・上越線などで臨時列車の牽引機として、また、SL・D51 498の無火回送の牽引にも使用される等、現在も活躍中です。 カトー(3023-3)EF64 1001号機 茶 (写真・上) |
●12系は1969年(昭和44年)に登場し、1978年(昭和53年)までに603両が製造された急行形普通座席客車です。 翌1970年開催の大阪万博を考慮し、臨時・団体列車などの波動輸送用列車として製造されました。 従来の客車と異なってサービス用電源を持ち、冷房装置完備、客車としては初の自動扉を採用する等当時の普通客車としては画期的な車両として登場しました。 団体・臨時列車の他、老朽化した旧型客車の置き換えにも使用され、幅広く活躍しましたが、1980年代以降ジョイフルトレイン化改造、セミクロスシート化して普通列車化改造がされた車両もありましたが、現在では廃車が進み、残り僅かとなっています。 JR東日本高崎車両センター所属の12系客車は国鉄時代から変わらぬ青色20号に白帯の車体色で、SL・D51 498号機やC11、またEF64 1001号機などの電気機関車が牽引する管内のイベント列車用客車として活躍中です。 本セットの先頭車「スハフ12」は妻面窓が小形化された100番台を再現しています。 カトー(10-557)12系 JR東日本仕様 6両セット (写真・中、下) |
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