マイクロエース D51-1002・戦時型・船底テンダー、D51-498・動力改造(新製品紹介)


「デコイチ」、「デゴイチ」の愛称で親しまれ、日本の蒸気機関車の代名詞ともいえるD51蒸気機関車が2種類発売されました。

D51は世界大恐慌後、景気の回復が見られるようになった頃-1936年から第二次大戦終了の1945年までに1,115両もの大量が製造された貨物用蒸気機関車です。機関車1形式としては日本最多の両数を記録しています。

●「D51-1002号機」は太平洋戦争末期の1944年(昭和19年)落成した”戦時型”と呼ばれるものです。
資材不足によりデフレクター、ランボード等に木材等の代用材を用い、台枠を省略した船底形のテンダー(炭水車)、工作簡易化の為の角形(カマボコ形)ドーム等が特徴です。
戦後、一般型同様に改修された部分もありますが、性能に影響のない部品はそのままとされ、角形ドームやテンダーの形は残されました。

登場以来、坂町・酒田の各機関区に配属され、主に羽越本線中心に活躍しましたが、1972年(昭和47年)10月、国鉄100周年を記念した八高線での記念列車牽引に抜擢された後、廃車されました。

●「D51-498号機」は1940年(昭和15年)落成した一般的な姿のD51で、岡山機関区に新製配置された後、本州各地で活躍しました。
1972年10月、八高線での国鉄100周年記念SL運転後、廃車となりましたが、同年12月5日より上越線後閑駅(群馬県月夜野町=みなかみ町)駅前に静態保存されることとなりました。

国鉄民営化後、JR東日本のSL復元計画により、状態よく保存されていた「D51-498号機」は国鉄OBの手で復元され、1988年12月23日、来日中のオリエント急行を上野-大宮間で牽引し復活を遂げました。

その後、上越線「EL&SL奥利根号」を中心に磐越西腺「SL磐梯会津路号」等JR東日本管内のイベント列車等の牽引に活躍しています。

マイクロエース製の両製品は実車に基づき、専用部品を多数用いて両車の違いを作り分けています。
「1002号機」の区名札には「酒」を、「498号機」には「高」を印刷しています。
両車とも、ヘッドライト部品は「A-9909 C57-1」と同様のものに改良しています。

マイクロエース A9529
国鉄 D51-1002・戦時型・船底テンダー
(写真・上)
定価 \10,395(税込)
当店価格 \8,316(税込)

マイクロエース A9536
国鉄 D51-498・動力改良
(写真・下)
定価 \10,395(税込)
当店価格 \8,316(税込)

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