直接外気に触れながら沿線の美しい景色を楽しむことができる「トロッコ列車」は日本各地の観光地の名物となっていますが、本製品はJR飯田線豊橋駅?中部天竜駅までの62.4kmを走った「トロッコファミリー号」の6両セットです。
トロッコ列車は製紙原料の木材チップ輸送に使われていた無蓋貨車トラ90000に簡易な座席と屋根、貫通路を設置して旅客車化改造したものが多く、「トロッコファミリー号」はこうしたトラ90000系のトロッコ列車3両を使用しています。
このトロッコ列車は国鉄越美南線(岐阜県)の「清流ながら号」として1985年から運転されていましたが、1986年の同線の第3セクター化により、JR飯田線のトロッコ列車として転属されてきたものです。
1987年(昭和62年)運行が開始された「トロッコファミリー号」はトロッコ列車3両の前後を控車オハフ46形客車2両で挟む編成で、当初、牽引には貨物車用のDE10形ディーゼル機関車が使われました。
1989年からは、1950年?1970年代に幹線の旅客列車牽引で活躍した往年の花形電気機関車EF58の122号機、157号機の2両を交代で牽引にあて、ファンの人気を呼びました。
毎年、春?秋の観光シーズンに運転され、天竜川、宇連川の渓谷に沿って低速で走り、特に美しい湯谷温泉?三河槙原間は更にゆっくりと進んで乗客に喜ばれました。
その後、控車の冷房化やトロッコ列車の定員増、トラ90000の老朽化等により車両の変更が行われていきましたが、2005年頃からは牽引機の決定的な故障や老朽化が顕著になり、2006(平成18年)年5月7日運行を終了しました。
マイクロエース製の本製品は控車「オハフ46」が当初の青色から茶色に塗色変更した姿を再現しています。
マイクロエース A-1462
EF58-122茶色・オハフ46・トラ90000「トロッコファミリー号」6両セット
定価 \20,790(税込)
当店価格 \16,632(税込)
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