関西と九州を結ぶJR西日本の14系15形特急寝台客車「あかつき」と「彗星」のセットが数年ぶりに再生産されて発売されました。
14系は1971年から製造された客車で、客車の冷暖房・照明等のサービス電源を車両床下のディーゼル発電機から供給する分散電源方式をとり、分散・併結を行いやすくしました。
また、特急列車として車内の設備・居住性を向上させ、省力化設計を取り入れています。
14系15形は1978年(昭和53年)に登場した寝台用客車で、スハネフ15形床下のサービス電源用の発電機には自動消火装置が装備され、車内には難燃化素材が多用されて安全対策が重視された設計となっています。
同系を使用した寝台特急「あかつき」は京都‐長崎、「彗星」は京都‐南宮崎を結び、2000年(平成12年)からは京都‐門司間で併結運転が行われました。
70cm幅・2段ベッドのB寝台車の他、1人用A個室寝台(シングルDX)、1人用B個室寝台(ソロ)、シングルツイン+ツインの合造車等多彩な寝台車が連結されました。
JR化後の1990年には、高速夜行バスへの対抗策として、レガートシート車が「あかつき」の京都側車端に連結されました。
グリーン車並みのリクライニングシートを備え、夜行バスのように1人掛け座席が3列配置された座席車で、車体色は他の車両とは違った鮮やかな塗色がされています。
2005年には「彗星」、2008年には「あかつき」が廃止され、関西-九州間のブルートレイン、夜行定期列車は42年半の歴史を終えました。
トミックス製の本製品は併結運転開始後の「あかつき」、「彗星」をプロトタイプとしています。
「あかつき」セットにはオロネ14-300(シングルDX)、オハネ14-300(シングルツイン・ツイン合造車)、オハ14-300(レガート車)が含まれ、内部の仕切りなども再現されています。
「彗星」セットにはオハネ15-350(ソロ)が含まれ、車両中央の通路の両側に個室のある車内が再現されています。
トミックス 92763
JR14系15形 寝台特急「あかつき」7両セット
定価 \14,490(税込)
当店価格 \11,592(税込)
トミックス 92278
JR14系15形 寝台特急「彗星」4両セット
定価 \9,450(税込)
当店価格 \7,560(税込)
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