覚醒しましたね。
ネイサン・チェン。
もちろん今までも非常に強い選手でしたが
もう次元が違うところに行ってしまいました。
かつて羽生選手がフィギュアの次元を変えたように。
採点方法が変更され
完成度が求められるようになり
バンクーバーオリンピックの時のように
4回転を回避するという選手も出るかと思いましたが
もはやそんな選択肢はなく
選択肢はひとつ。
難易度の高い4回転をノーミスで上限回数飛ぶ。
この変化に
羽生選手、宇野選手はじめ、みんな対応していってほしいです。
でもこれまでも
パトリック・チャンは次元を変えると
羽生選手がさらに越えて
羽生選手が次元を変えると
今回のようにネイサン・チェンが越えていく。
歴代世界選手権の得点を振り返ってみると
2018‐2019シーズン
1 ネイサン・チェン 323.42
2 羽生結弦 300.97
3 ヴィンセント・ゾウ 281.16
2017‐2018シーズン
1 ネイサン・チェン 321.40
2 宇野昌磨 273.77
3 ミハイル・コリヤダ 272.32
2016‐2017シーズン
1 羽生結弦 321.59
2 宇野昌磨 319.31
3 ボーヤン・ジン 303.58
2015‐2016シーズン
1 ハビエル・フェルナンデス 314.93
2 羽生結弦 295.17
3 ボーヤン・ジン 270.99
2014‐2015シーズン
1 ハビエル・フェルナンデス 273.90
2 羽生結弦 271.08
3 デニス・テン 267.72
2013‐2014シーズン
1 羽生結弦 282.59
2 町田樹 282.26
3 ハビエル・フェルナンデス 275.93
2012‐2013シーズン
1 パトリック・チャン 267.78
2 デニス・テン 266.48
3 ハビエル・フェルナンデス 249.06
2011‐2012シーズン
1 パトリック・チャン 266.11
2 高橋大輔 259.66
3 羽生結弦 251.06
2010‐2011シーズン
1 パトリック・チャン 280.98
2 小塚崇彦 258.41
3 アルトゥール・ガチンスキー 241.86
2009‐2010シーズン
1 高橋大輔 257.70
2 パトリック・チャン 247.22
3 ブライアン・ジュベール 241.74
2008‐2009シーズン
1 エヴァン・ライサチェック 242.33
2 パトリック・チャン 237.58
3 ブライアン・ジュベール 235.97
優勝者の得点が
この10年で80点高くなってます。
もちろんルール変更や採点基準の変更が繰り返されてるので
単純な比較はできませんが。
ちなみに2009年の優勝ライサチェックの得点は
今回2019年だと13位相当。
第2グループ滑走。
女子シングルも4回転時代に突入しました。
男子に比べると
浅田真央VSキム・ヨナ以降、あまり変化がありませんでしたが
ここにきて一気に面白くなりそうですね。
今後は
男子女子ともフィギュアスケートシングルから見逃せません!
男子シングル結果
1 ネイサン・チェン 323.42
2 羽生結弦 300.97
3 ヴィンセント・ゾウ 281.16
4 宇野昌磨 270.32
5 ボーヤン・ジン 262.71
6 ミハエル・コリヤダ 262.44