2007年2月18日
9年前の今日、
日本の歴史が変わりました。
そう、
第1回 東京マラソン開催!
当時の大会情報をみてみると
申込者数
フルマラソン 77,521人
10km 17,523人
出走者数
フルマラソン 30,870人
10km 4,812人
完走者数
フルマラソン 25,102人 (完走率96.3%)
10km 4,720人 (完走率98.1%)
今や3万人の出走権を掛けて30万人以上が奪い合うという
サバイバルレースとなりました。
当時の都知事、石原氏の最大の功績じゃないかな。
第1回大会の都の実務責任者だった
遠藤雅彦氏の著書
『東京マラソン』を読むと、開催にこぎつけた苦労がすごく伝わります。
日本史上初の、3万人規模の都市型市民マラソン。
完走率すら予測できない。
仮に10%がリタイアしたとすると
その人数は3,000人。
通常、マラソン大会でリタイアすると、最後尾を走るバスに収容するわけですが
3,000人を収容するとなると
50人乗りバスが60台!
マラソンレースの最後尾に
60台のバスがついて周る。。。
想像するだに、カオスですよね。
そこで、とられた対応策とは?
時間制限7時間の障壁
交通規制
給水の水の量
なにしろ、初めての大規模都市型市民マラソン。
前例がないわけで、
そのてんやわんやぶりが
楽しめる、1冊です。
笑いあり、涙ありの東京マラソン舞台裏。
幸運に出走権を得て
見事に完走された選手の感動を支える舞台裏の感動。
「あなたがいたから」
ぜひ『東京マラソン』を読んでから
東京マラソン観戦をすると、感動もひとしおです。
第10回 東京マラソン2016 まで
あと、10日!
全ての人が最大に楽しめる大会になりますように。
今年も抽選に外れたワタシは、録画してテレビ観戦です。