先日、幻の画家ともいわれる「不染鉄(ふせん・てつ)」の回顧展を観に行ってきました。
当店の水墨画教室の講師、櫻井拙朋先生に「とても良かったですよ。是非、観に行ってきてください!」とお勧めされたこともあり、奈良県立美術館まで行ってきました。
不染鉄は東京で生まれ、日本画を学び、伊豆大島や奈良、京都などを転々としながら作画活動をしていました。
独特の作風などから謎も多く、幻の画家ともいわれています。
富士山や薬師寺東塔の作品も多く、様々な技法で描かれており、約180点もの作品はボリューム満点。見ごたえがありました。
そして、絵と一緒に言葉も添えられており、それがまた深い言葉で、生や死、人間の心の弱さなど、いろいろなことを考えさせられる時間となりました。
お時間のある方は是非、不染鉄の繊細で不思議な世界を観に行ってみてください。
特別展 没後40年 幻の画家 不染鉄展
~11月5日(日)
奈良県立美術館
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松本紙店