今回は細筆のお手入れ方法をご説明します。
太筆同様、細筆もがすぐに割れてきてしまう、とお悩み事をお客様より良くお聞きします。
細筆は特にお手入れが大事です。正しくお手入れすれば長持ちします。
細筆は基本的に水洗いしません。
ここが太筆との大きな違いかもしれません。
書き損じた紙で穂先をそろえるようにして、筆に残った墨を優しく拭きとります。
水で湿らせたティッシュでふきとり、墨のとり残しがないようにします。
ほとんど墨の色が出なくなれば、吊り下げて干しておきます。
完全に乾いたらキャップに戻して、筆巻きに保管して下さい。
細筆は筆先が大事です。キャップをしておくことで、筆先が曲がったり広がったりすることを防ぎます。
また、太筆同様、お湯や長時間水の中に浸けておくことも厳禁です。
筆は確かに消耗品ではありますが、しっかりお手入れをしておけば長持ちします。
その他、お聞きになりたいことがあればお気軽にお尋ねくださいませ。
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
お問い合わせは 松本紙店 まで
三重県松阪市中町1870 TEL0598-21-0603