着物が包まれている紙を「文庫紙(ぶんこし)・多当紙(たとうし」と呼びます。
主に文庫紙は関西、多当紙は関東で呼ばれているようです。
多当紙は和紙で出来ているため通気性に優れ、除湿効果も期待できることから、湿気に弱い着物の保管に非常に適しています。
カビや汚れ防止にもなります。また、着物を平らに保管するのに適しており、シワもつきにくくなります。
特に年末のこの時期になりますと、多当紙を買いにいらっしゃるお客様がたくさんみえます。
実は多当紙にも期限があり、着物を良く着た昔は換気もよく10年、20年でも大丈夫だったのですが、今の住環境ですと2~3年と言われています。
目安としては、多当紙が柔らかくなっていたり(湿気を吸っているため)、多当紙にシミがついていたりした場合は大切な着物にカビの原因の湿気やシミが移ってしまいますので、多当紙を新しいものに交換して、着物はしっかり天日干ししてください。
また、桐箪笥に保管しておくとなお一層カビや湿気からの予防のなるといわれています。
大切な着物ですから、保管方法を正しくして、長持ちさせてください。
当店では着物の文庫紙・多当紙を1枚から販売しております。
金菊柄(中紙なし)1枚 300円+税
また帯用の多当紙もございます。
お気軽にお尋ねくださいませ。
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お問い合わせは 松本紙店 まで
三重県松阪市中町1870
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