三重県立美術館で開催されています「榊莫山展 詩書画が紡ぐ風雅の世界」に行ってきました。
私の年代で、榊莫山さんといえば、お酒のCMの印象が強いのですが(^_^;)本当は立派な書道家さんです。
展示作品は榊莫山作品133点、寄贈作品108点の他、個人所蔵の陶器(榊莫山絵付)、関連資料、東寺と東大寺所蔵の写経手本などが特別出品されていました。
特に驚いたのが小中学時代に書かれた書。
幼少時代から本当に達筆で一緒に行った娘と「すごい・・・」と絶句してしまいました。
やはり基礎が書けてこその、“くずした書”なんですね。
漢字一文字を力強く書いた書、大きな屏風に書かれた書。
人物画や伊賀八景という風景画の連作など書と画が融合した作品、陶器とのコラボ作品等、時間が経つのを忘れるくらいに、見入ってしまいました。
おおらかでユーモラスな風貌とともに多くの人々から支持された榊莫山先生は残念ながら2010年に亡くなってしまいましたが、書だけではなく、篆刻、絵画などたくさんの作品を遺していかれました。
三重県伊賀市の出身、晩年も伊賀で過ごされたということで、なんだか身近に感じてしまいます。是非、地元の方にたくさん見ていただきたいなと思いました。
榊莫山展 詩書画が紡ぐ風雅の世界
2012年4月7日(土)?5月20日(日)
三重県立美術館
開館時間=9:30?17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日=毎週月曜日
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
(有)松本紙店 ぱぴえ松本 TEL.0598-21-0603