明日より「第二回 会津八一の書展」を開催いたします。
先月の書道用品フェアの際に同時開催しておりました「会津八一の書 春日野展」に引き続き第二弾「東大寺展」です。
会津八一、杉本健吉合作書画集“東大寺”より10枚展示します。
同時開催といたしまして“書”の本、美術の本をお読み頂けるようご用意いたしました。お時間のある方は是非、ご自由にお楽しみください。
「第二回 会津八一の書展」
H23年10月15日(土)?18日(火)
AM11:00?PM4:00
ギャラリーMOS(紙ぱぴえ松本2F)
会津八一 (号:秋艸道人) [明治14年?昭和31年]
新潟県新潟市に生まれる。中学生の頃より『万葉集』や良寛の歌に親しんだ。東京専門学校(早稲田大学の前身校)に入学し、坪内逍遙や小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)らの講義を聴講。教員となって新潟に
戻り、多くの俳句・俳論を残した。1908年に最初の奈良旅行をおこなって奈良の仏教美術へ関心を持ち、またこの旅行が俳句から短歌へと移るきっかけともなった。
1910年に坪内逍遙の招聘により早稲田中学校の教員となり上京。早稲田高等学院教授、早稲田大学文学部講師を兼任して美術関連の講義をおこない、研究のためにしばしば奈良へ旅行した。
「予は書画に於いて師承するところなし」独歩孤高の文人、会津八一はこよなく奈良を愛したくさんの歌を詠んだ。歌人、俳人であり、書家であり、画家であり、美術史家として多くの学生を指導した。
杉本健吉 [明治38年?平成16年]
愛知県名古屋市に生まれる。洋画家の一方、挿絵、グラフィックデザインなど幅広く活躍した。吉川英治作の「新・平家物語」「私本太平記」等の挿絵を担当し絶賛を得た。
名古屋能楽堂の鏡板(舞台の背景)の制作を担当した際、定番の老松ではなく若松を描き話題になった。
後に老松の鏡板も描かれ、隔年で配置されている。
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お問い合わせは (有)松本紙店 ぱぴえ松本 まで
TEL.0598-21-0603