着物が包まれている紙を「文庫紙・多当紙」と呼びます。
主に文庫紙は関西、多当紙は関東で呼ばれているようです。
【文庫紙と呼ばれる由来】
文庫紙の文庫は文字からも推測できるように文庫=本や書籍の事と思われます。
文庫(本)に付ける紙と同じ視点から着物の包装紙も文庫紙と呼ばれる様になったようです。
又、古くは文房具や髪結いの道具など大切な道具を入れておく丈夫な箱を文庫と呼んでいました。
着物も大切な衣類。そのイメージで大切な着物を包む紙とし文庫紙と呼ばれるようになったと言われています。
一方の【多当紙の由来】
多当紙は畳紙とも表現され「たとうし」と読みます。
多当紙は現在のように大きな紙が無かった当時、半紙や美濃紙を何枚も貼り合わせて現在の大きさに張り合わせて作製した物もありました。その為、多くの当て紙が必要になるので多当紙と呼ばれるようになったと思われます。
折りたたんで使用する紙を全て多当紙と称していた様で、お金を包む金封にも多当折と表現するものがあります。
当店でも取り扱っております色紙や短冊の多当紙も同じ由来のようです。
当店では着物の文庫紙・多当紙を1枚から販売しております。
雲竜紙・金銀菊柄(中紙付) 400円(税込)
また帯用の多当紙もございます。
お気軽にお尋ねくださいませ。
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お問い合わせは (有)松本紙店 ぱぴえ松本 まで
TEL.0598-21-0603
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さて昨日は娘の七五三でした。
娘はめったに着られる事が出来ない着物に数日前から何度も“予行演習”をしていましたが、いざ本番は・・・
八雲神社さんで祈祷してもらいその後、曾祖母の家まで車で約15分。
着物姿を見せるまではノリノリだったのですが「記念に」とスナップ写真を撮っているあたりから怪しくなりグズグズ・・・(>_<)
昼食の時は車で着替えてしまい約2時間程で“おめかし”も終わってしまいました(^_^;)
そうえいば私も神社で座り込んでいる写真があったように思い出しました(笑)
確かに草履で歩くのも慣れませんし、だんだん帯も苦しくなってきたでしょうし家の中だけでチョット着ているくらいが良いのかもしれませんね。