「フッ、随分待たせたようだな・・・
大和型戦艦二番艦、武蔵。参る!」
ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」より、大和型戦艦の2番艦で改仕様の「武蔵」が、バンダイAGP(アーマーガールズプロジェクト)で発売されました。
「大和型戦艦二番艦、武蔵だ。
長崎生まれだ。よろしく頼むぞ。
ああ、この主砲を存分に撃ち合いたかったな。
今度は頼めるか・・・ありがたい!」
ゲーム内の図鑑説明より抜粋。
史実において戦艦の武蔵は「大和型」二番艦として、三菱重工業長崎造船所にて1938年3月29日に起工。
1940年11月1日に進水し、1942年8月5日に竣工しました。
しかし戦時中、優勢な時は温存され、出撃の機会を得た時は既に艦隊決戦から航空戦の時代へシフトしており、戦闘の最前線にはほとんど出ていません。
「どうだ?この色。この装束も似合うだろう?」
武蔵改を旗艦にしてログインした時の台詞。
改造前の武蔵のセーラー服は、大和と同じ色でしたが、改造して「武蔵改」になると、このように黒いものに変わります。
これは史実でレイテ沖海戦の時、ブルネイ入泊中に武蔵「だけ」塗装を塗り直した事によるものと思われます。
再塗装された武蔵については、「艦長四代副長二代の死(四ニ)装束」や「武蔵は囮艦なのだ」と不安になる兵もいたそうです。
この塗装が艦隊の命令なのかどうかは不明ですが、「艦これ」の武蔵さんは気に入ってる様子。
ちなみに武蔵の艦長が、当時の大和の副長兼砲術長に「大和も外舷を塗り直そう」と誘ったそうですが、「作戦が終わってから塗り直す」と断られています・・・
「この主砲の本当の力、味わうが良い!」
攻撃時の台詞。
大和型戦艦の二隻には、世界最大の46cm砲が三連装で搭載されており、これは艦船に搭載された世界最大の艦砲としてギネスにのっています。
射程は実に42kmを誇り、その弾道計算には距離や移動速度、風などはもちろん、地球の自転なども考慮していたとか。
ちなみにこの砲塔、1基で2,800tと超重量。このとんでもなく重い砲塔を旋回させる特殊な技術は、戦後復興の象徴である東京オリンピックの為に建造された「ホテルニューオータニ東京」の回転ラウンジ(直径45m)に応用されています。
いくら、この砲塔より軽いとはいえフロア丸ごと・・・しかも開業から50年以上経った今なお現役で回り続けているのは凄いですね。
また、艤装は基本的に大和と同じですが、第三砲塔が右腰部にある等、いくつかの細かい違いがあります。
「くっ、いいぞ、当ててこい!私はここだ!」
「まだだ・・・まだこの程度で、
この武蔵は沈まんぞ!」
小破・中破した時の台詞。
まるで囮を務める被害担当艦のようです。
レイテ沖海戦におけるシブヤン海海戦において、制空権を喪失し、主砲で狙うべき敵もいない状況で、武蔵はアメリカ海軍機の攻撃のほとんどを、一身に受けて沈みました。
「唯本海戦に於て他の諸艦に被害ほとんどなかりし事は誠にうれしく、何となく被害担任艦となり得たる感ありて、この点幾分慰めとなる。」
・・・と、武蔵最後の艦長の遺書にあり、これが、囮を引き受けたような台詞になったものと思われます。
ちなみに、その時の被害は推定雷撃20本、爆弾17発、至近弾20発以上という世界の海戦史上、先には勿論、後にも絶対に有り得ないだろうという大損害。
しかし全部で5度の爆撃を受け、それでも尚、9時間以上浮き続けるという強靭さを見せつけ、米軍をして「地上の要塞を攻撃しているようだった」「モンスターだ」と言わしめました。
「1時か・・・
こんな時間まで、熱心なものだ」
深夜1時の時報ボイス。
あまり関係ありませんが、この写真のように、メガネを頭の上にかける事も出来ます。
バンダイ アーマーガールズプロジェクト
AGP 艦これ 武蔵改
全高 約140mm
当店価格:12,960円(税込)