各地のイベント列車で使用されている高崎車両センター所属の旧型客車の7両セットがトミックスから発売されました。
日本の客車は、機関車牽引列車が主体だった昭和初期、それまでのダブルルーフ・魚腹台枠といった旧式の構造から、丸屋根・軽量台枠という、後年の車両に通じる車体へと刷新され、1950年代頃まで大量に増備されました。
これらは、近年の固定編成用客車に対し、旧型客車と呼ばれ、かつては主要幹線の優等列車からローカル線の普通列車まで、全国各地で活躍しましたが、電車・ディーゼルカーの発達により次第にその数が減少、1960年代以降は車両自体の老朽化と相まって、その多くが淘汰されていきました。
一方で、旧型客車の持つクラシカルかつ重厚な雰囲気等に注目が集まり、残る一部が国鉄末期頃よりイベント用車両として国内数カ所の拠点に集結、JR化後も引き続き本線走行する姿が見られるようになりました。
製品は、JR東日本に継承され、高崎車両センターを基地としてSL牽引などのイベント列車として活躍するスハ43系を中心とした7両の旧型客車群を模型化、各型式の基本的外観はもちろん、客用ドアやトイレ窓などの改修で車両ごとに微妙に異なる表情までも、的確に再現したモデルになっています。
車体色は茶色(ぶどう色2号)で側面には3等座席車の旧標記が再現されています。
JR東日本で復元された蒸気機関車C61-20号機の牽引相手としても予定されています。
【製品の特徴】
●現役の旧型客車を現在の姿で再現
●車番は印刷済み
●異なる各乗降用ドアは新規ドアパーツを加えて忠実に再現
●妻面にある無線アンテナは付属のパーツでユーザー選択取付
●スハ43系を新規で製作
●スハフ42-2173は改造されたトイレ洗面所の違いを的確に再現
●スハフ32-2357は側面新規でリベット違いを再現、貫通扉転落防止柵パーツ付属
●車体やTR52形台車を新規で製作し、合造車オハニ36-11を再現
●オハ47形のTR23形台車はコロ軸タイプを新規で再現
●2段式Hゴム固定のドア窓も高低2種の新規ドアパーツで再現
●テールライト装備車(オハニ36、スハ32、スハフ42)は車掌室側を基準に常点灯基板装備でON/OFFスイッチ付
●屋根のベンチレーターは黒色で表現
●各車幌枠は実車に従い灰色で表現
●最後部で回送時などに使用する反射板パーツ付属
トミックス 92829
JR 旧型客車(高崎車両センター)セット
定価 \17,850(税込)
当店価格 \14,280(税込)
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