寝台急行「能登」は首都圏と北陸を結んで平成の今日も夜行急行として走り続けていますが、カトーから10系「能登」の車両セットと牽引する電気機関車「EF58 35 長岡運転所」が同時発売されました。
上野駅と金沢駅を結ぶ夜行急行は昭和34年(1959年)夏の臨時列車「黒部」に始まりますが、昭和50年(1975年)、寝台急行「北陸」の特急格上げにより2往復のうちの1往復が急行として残され、様々な経緯により一旦途絶えていた夜行急行「能登」が復活しました。
上越線経由となった急行「能登」は10系寝台客車と旧型客車主体の編成で、荷物車、A寝台、B寝台、グリーン車、普通座席車という当時の典型的な構成の夜行急行でしたが、荷物車には新聞輸送用のパレット形の「スニ41」を連結していたことが特徴です。
牽引については、上野-長岡間は「EF58」が、水上-石内間の上越国境越えでは「EF61」を前補機として連結し、旧型電気機関車の重連による牽引が見られ、鉄道ファンの注目を集めました。
2010年3月のダイヤ改正では、「能登」は寝台特急「北陸」とともに定期運用を終了し、週末や夏休み等を中心に臨時急行として運用される予定になっています。
●カトー製の本製品は昭和50年から57年にかけて上越線経由で運行された10系寝台車に43系座席車、新聞輸送用のパレット形荷物車スニ41という当時の夜行急行の典型的な編成をプロトタイプに製品化しています。
●基本セットでは、車掌室妻面に小型扉のある「ス二41 2000」荷物車を新規制作しています。
●「金沢行(上越線経由)」の行先サボ、種別サボ、愛称サボ、号車サボは印刷済み
「スニ41」には荷物サボや、「パレットとう載位置」サボを印刷済み
●屋根色の違いを再現
・オハネフ12、スハネ16、スロ62=ねずみいろ1号
・オロネ10、オハ47、スハフ42=濃灰色(単品同様)
◆7両基本セット
スニ41-2010+オロネ10-2051、スハネ16-2257+スハネ16-2244+スロ62-2056、オハ47-2067+スハフ42-2072
◆6両増結セット
オハネフ12-2061+スハネ16-2095+スハネ16-2061、オハ47-2301+オハ47-2068+オハ47-2103
「EF58 35号機」は昭和27年(1952年)3月東芝で製造され、EF58としては最初に流線形車体で登場しました。
旧車体に流線形の運転台を追加して製造されたため、側面窓が小さな7つ窓であることや、屋根上の大きなベンチレーター台座や小さなモニターなど、他のEF58とは一味違う変形機として昭和56年の廃車時まで注目された車両でした。
●本製品は長岡運転所所属の昭和53年頃をプロトタイプとして再現しています。
●側面7つ窓、屋根上の大きなベンチレーター、小さなモニター、東芝製EF58の特徴であるゆるやかな前面屋根R等、35号機ならではの形態を専用車体により的確に再現しています。
カトー 10-816
10系寝台急行「能登」7両基本セット
定価 \12,600(税込)
当店価格 \10,080(税込)
カトー 10-817
10系寝台急行「能登」6両増結セット
定価 \10,815(税込)
当店価格 \8,652(税込)
カトー 3056
EF58 35 長岡運転所
定価 \6,825(税込)
当店価格 \5,460(税込)
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