
夏の終わりから秋においしい果物。
梨、ぶどう、そして、いちじく。
いちじくはお家に1本、木があると案外たくさんとれるので、生で食べきれないとおっしゃる方はぜひジャムにしてみてください。

いちじくは皮をむいて縦半分に切り、縦に5ミリ幅くらいに切ります。
(縦に切ると炊きあがっても結構食感が残ります。)
それにグラニュー糖をまぶしてレモン汁をかけて、しばらく置きます。
グラニュー糖はいちじくの40%にしました。
1パック 300gだとすると 120gくらいです。
グラニュー糖をまぶしてしばらくおくといちじくから水が出てきますので炊きやすくなります。

鍋は必ずホーロー鍋などの金属以外の鍋にしてください。
色がきれいに出来上がります。
水が出てきたら強いめの火にかけ、アクを取りながら10分ほどで炊きあげます。
あまり弱い火で長い時間煮ると、やはり色が悪くなります。

炊きあがりは冷めるとかたくなりますので、鍋底が見えてくるくらいでいいでしょう。

たくさんあるからといって一度にまとめて煮るよりは1~2パックずつ煮た方が絶対にきれいに仕上あがりますので、お試しください。
今回はさとうを少なめにしてありますので、長く保存する場合は必ず冷凍してください。
短時間でとても簡単においしく出来上がりますので、ぜひみなさんも作ってみてください。
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昨日、9月になったのでそろそろ栗が出てないかとベルファームに行ってみたら、長野県のアップルファームさみずのブラムリーという加工用の青リンゴが売っていたので買ってみました。(扉絵は梨です。)

とても大きなリンゴで1玉500gありました。(正味でも400g程度)
生で味見をしてみたら酸味がとても強かったのでレモン汁は控えめにして、いつもジャムは砂糖を40%で作るのですが45%で作ってみました。

普通は薄切りにして砂糖をまぶしてしばらくおいて水が出てきてから火にかけるのですが、空気に触れて色が変わってきたのですぐ火にかけました。
炊き始めると水分が多いからかすぐに水が上がってきました。
そして、普通のりんごよりもとても早く柔らかくなりました。

紅玉よりも酸味がしっかりしているのでホットサンドやパイなどには良く合うと思います。
短い期間しか出回らないようですので気になる方はお早めに買い求めて作ってみてください。
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春になるとお手頃な値段のいちごがたくさん出回ります。
えっ!いちごの旬はクリスマス頃だと思っていたって・・・。
確かに冬に出回るハウス栽培のいちごはゆっくりと大きくなるので甘みもあり美味しいのですが、その分値段も高い!
この時期のいちごは冬のいちごに比べると若干水分が多いすが、沢山とれるので値段もお手頃でジャムにするには最適です。
苺ジャムにするには大粒のいちごより小粒の赤いいちごの方がいいんです。

いちごは買ってきたら、へたつきのまま水洗いします。
(ぬれ布巾などで拭くだけの方もいます。)
次に、へたを除いて半割か四つ割りにし、グラニュー糖をまぶしてしばらくおきます。
砂糖の分量はいちごの重量の40%です。
(1パック いちごが300gなら、砂糖は120gです。)

30分ほどしていちごから水が出てきたら強火にかけます。
いちごを煮る鍋は金属の鍋を使うと酸で色が悪くなるので、ホーローやテフロン鍋を使ってください。
煮る時間は10分程度です。
あまり多くを一度に煮ると時間がかかって色が悪くなりますので、1~2パックくらいずつ煮るときれいに出来ます。
途中、出てきたアクは丁寧にとってください。

10分ほどして適度なとろみが出てきたら完成です。
砂糖が40%しか入っていないので長期保存する場合は必ず冷凍してください。
適度な甘みでいちごの味や香りがとてもいいので、みなさんもぜひ一度お試しください。
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昨日、ベルファームに行ったら、紅玉が売っていました。
今年はいつもの年よりだいぶ遅いように思います。
そこで、今回はリンゴジャムの作り方をご紹介します。
紅玉はそのままではかなり酸っぱいのですが、ジャムやコンポートにするとその酸味がアクセントになり、とてもおいしく仕上がります。
りんごの中でも早生で10月の終わりには消えてしまうので、見つけたらぜひ今の内に作っておくことをお勧めします。
まずは皮をむいて8つ割りにし、芯を除いていちょう切りにします。
私はりんごの重量をはかって40%のグラニュー糖で作ります。後はレモン汁を1/2個分ほど、準備します。
分量のさとうをまぶして少しおくと水があがってきます。
この時、鍋はあればホーロー鍋やテフロン鍋を使います。
金属の鍋は色が悪くなる場合があります。
鍋を火にかけて煮始めると、更に水があがってきますのでアクを取りながら煮つめていきます。
鍋底が見えてきてりんごが透き通ってきたら出来上がり!
下の写真の左がむいた皮を入れて色づけした方、右が皮なしです。
グラニュー糖をひかえめにして作っていますので、保存するときは小分けにして冷凍してください。
この時期にしか作れませんので、今の時期にたくさん作って保存してみてください。
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秋の味覚の代表と言えば“栗”ですよね。
この時期になると和菓子屋さんがよく作る和菓子に栗きんとんがあります。
今回は栗きんとんの作り方をご紹介します。
まず栗は洗って強火で50分ほどしっかりと蒸します。
(茹でる方もありますが、私はなるべく水分が入らないように蒸します。)
そして、5~6個ずつ包丁で半割りにします。
(暑いのでやけどに注意!冷めないように少しずつします。)

スプーンで実を取り、スピードカッターにかけます。
(この時、あまり際まで削ると色が悪くなります。)

それを更に裏ごします。
(ここまでの作業は温かい方がやりやすいので、それ以外は蒸し器に入れたままにします。)

まずはここまでの作業を繰り返し行います。
全部終わったら、砂糖を加えて火練りをし、茶巾に包んで仕上げた物が栗きんとんです。

かなり手間はかかりますが出来上がったものはとても美味しく仕上がります。
この時期にしかできませんので、ぜひみなさんも挑戦してみてください。