こんにちは。
さて… 今回は 前回 ご案内させて頂いた、直接 ブロック塀の面 とは 少し異なる部分の 細部修正です。
今日は 「笠」 の部分ですね。 ここは 一番 風雨にさらされる部分なので、多くの現場では 苔生していて かなり黒く 傷んでいます。
ブロックから外れてしまって、上に持ち上げると スッと 取れてしまうこともあります。初期施工時の接着モルタルが 消耗してしまっているのですね。もちろん 外れてしまっている 「笠」 は モルタルではなく 専用の接着溶剤で ブロックにしっかりと付け合わせます。
下の写真は 苔や黒ずみを 「高圧洗浄機」 で丁寧に洗い流したものです。
かなり綺麗にはなりましたが、やはり 洗浄だけでは ブロックの面の部分と同じく 製品としての表素地までが洗い流されてしまって 地肌がでてしまっています。 このままですと 美観的にも完全ではないですし、放置しておけば 折角の洗浄が また元の 黒く 傷んだ状態に戻ってしまいます。
先ずは 「笠」 の一つ一つを 丁寧に セメント素材で均一化してゆきます。 素地のままの骨材 (ブロックに含まれる 砂や 砂利等) がむきだしでは、仕上げた時の印象が 全く違ったものになってしまいますので。
これを 特殊な溶剤で吹き付けしたのが 下の写真になります。 ここで吹き付けるのは 決してペンキではありません。 ペンキだと 折角のコンクリートの質感が 不自然に無機質なものになってしまうからです。 やはり 当初 施工された時の 自然な状態 (良い意味での コンクリートの優しい肌合い) に戻したいので、セメント素地の色合わせには気を使います。 また… 今後 雨に濡れた時に そこだけ 完全に水をはじいて 浮いてしまっては それも不自然なので、濡れ色にもこだわります。
かなり… と言うか… 全く 元の通り以上の 綺麗なものに生まれ変わりました。
次回は 少々特殊な例としての 細かい部分 に触れさせて頂きます。 沢山ある 特殊例の ひとつですね。
ではでは。
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