修行時代、冬になって手のケアを怠ると手荒れで
指の関節が“パックリ”と口を開けてました。
それは、地元松阪に帰ってきても変わりませんでした。
人間も手もデリケート(?)なんです、僕。
理・美容業界では、手荒れで泣く泣く離職してしまう人もいます。
「浄水器つけて水道水の塩素を除去すると手荒れ無くなるよ」
と教えてくれる方もありましたが
このご時勢、業務用浄水器を設置する余裕もなく…
色々探してみると
「ビタミンC」を充填して、塩素を除去する
シャンプー用シャワーヘッドを知りました。
早速、取り付けて試してみたら手荒れが“ピタッ”と
止まりました。しかも50%の節水効果もありエコです。
さらに、お客様のカット後やヘアカラー時の
シャンプー後、髪の“キシみ”が無くなり、
手触りが良くなりました!
『髪』本来の“ツヤ”、“手触り”
当店にあります。
やっぱり、床屋さんと言えば『お顔そり』♪
当店は、“痛くなくて、気持ちいい”お顔そりを目指しています!
お肌と同じ“弱酸性”のシェービングソープ、
ヒゲだけでなく、地肌まで柔らかくしてカミソリの抵抗を和らげる
プレシェーブローション、ヤギ・馬の毛をバランスよく混合した
当たりの柔らかいシェービングブラシ、着色料・鉱物油無添加の
“しみない”アフターシェービングジェルを使用しています。
『カミソリ』は、2種類使います。 写真右は、うぶ毛までキレイに剃れる
『日本刀カミソリ』(衛生的な替刃式)
女性のお顔そりにもこちらを使います
写真左は、『2枚刃カミソリ』(同じく衛生的な替刃式)
このカミソリは、ちょっと特殊なんです!
カミソリの刃が、痛くなく、スムーズに作用する角度は、皮膚に対して
21度なんです。
このカミソリは、常に皮膚に対して刃が「21度」に
当たるようになっており、濃いヒゲ・硬いヒゲにも優しい剃り心地です。
また、日本刀カミソリには、安全な「ガード付」の
替刃を使用しており、小さなお子様や女性にも
安心してご利用いただけるようにしております。
『お顔そり』は、刃物を直接肌に当てるため、
非常に熟練を要する技術です。
直接人体に刃物を使えるのは、医師と理容師だけなんですよ?
ただ、「ヒゲを剃ればいい」というものでは無く、
気持ちいいカミソリの触感や添え手の感触など
大事な要素がたくさん詰まってます。
お顔そりのとき、お客様の呼吸が寝息になると、
「安心してまかせてもらってる!」と理容師冥利に
つきますね。
至福の時間を提供させてもらえることは、ありがたいです。
今は、子供の頃から美容室へ行ってお顔そりを知らない
男子中高生もいるようですが…
一回、お顔そりで至福の時間を味わってみませんか?
ヘアサロン行くと、さも簡単そうに『カット』してますよね。
でも実は、結構いろいろ考えながらカットしてるんですよ?!
人間の頭って大きい・小さい、直毛・くせ毛、毛量、毛流、
顔の輪郭やパーツの位置、頭の骨格(へこみ・出っ張り)、
つむじの位置や数、毛の生え方…
など千差万別。そこへ、お客様のオーダーを元に、
ライフスタイル(学生・職業・年齢)なんかも考えてカットしてきます。
先ほどの色んな条件に対して、髪を濡らした状態や乾いた状態で
切る・梳く・削ぐ・削る・穴を開ける…
といった技法を駆使するんです。
確実に使いこなせる様になるには熟練を要します。
ちなみに我が家の物置には昔、僕が練習に使った
「カットウィッグ」という首から上のマネキンさんが
ゴロゴロしてます。インテリアにお一ついかが?(笑)
技法の他にも、いろんなカットツールを使います。
クリッパー(バリカン)、レザー(毛髪用カミソリ)、櫛など
補助的に使う、髪を止める 「ダックカールピン」
切った毛を取り除く 「毛払いブラシ」
※当店は3種類のブラシで毛を払います。
カットは、理容師の醍醐味。お客様一人ひとりに似合う様に、
1?2ヶ月次の来店までお手入れが楽な様に、
そして…モテるように(笑)
カットに取り組んでおります。
結婚、入学など、お客様の節目節目に立ち会えるのは
理容師ならではのこと。喜びをおすそ分けしてもらえます。
人生の節目にも、日常でも『カット』して、スッキリ・さっぱり
気分爽快になってもらえるとうれしいな?