こんにちは~ BB KURA 倉谷です。
いつも当ブログへのご訪問ありがとうございます。
前回は遺伝による薄毛をお伝えしましたが、
今回は、なぜ髪が抜けてしまうのか?というところをお伝えしていきます。
日本人の髪の数は約10万本。
髪には成長サイクルがあり
成長期・・・髪が生えて成長する時期。
髪全体の約90%がこの状態にあります。
退行期・・・髪の成長が鈍り、成長が止まる時期。
髪全体の約1%がこの時期。
休止期・・・髪の成長が止まり、抜けるのを待っている状態。
髪全体の約9~10%
髪1本1本成長の時期が違い、通常一気に抜けることはありません。
毎日50~100本ほど自然に抜けます。
シャンプー時や朝起きたときのマクラに数本抜けたのがついてるのは
そんなに気にする量ではありません。
ではどうして抜け毛が増えてしまうのでしょう?
それは男性ホルモンと還元酵素の働きと体質によります。
男性ホルモンの一種「テストステロン」は男性らしい身体を作る働きをし、
最近の研究では、造血、動脈硬化の予防、メタボの予防などの効果もあり
多彩な役割を担っています。
ただ、加齢やストレス、不規則な生活で減少してしまうことも。
それを補うために「5αリダクターゼ」という酵素がテストステロンに
結びついて、「ジヒドロテストステロン」という男性ホルモンになります。
で、これがクセ者(汗)
なんと、毛母細胞の働きを低下させてしまうんです!
通常2~6年の成長期にある髪のサイクルを短くしてしまうんです!
その癖にヒゲなどの体毛を濃くするという作用が(汗)
よく、体毛の濃い人は髪が薄いと言われるのがこのためなのかも。
この「5αリダクターゼ」は、1型と2型に分かれ、
主に2型が原因になります。
この2型5αリダクターゼが存在するのが前頭部と頭頂部。
なので横や後ろは髪が残ってても前や上が薄くなっていくんです。
それと体質。
遺伝的に
・2型5αリダクターゼが出やすい
・ジヒドロテストステロンの影響が受けやすい
場合、薄毛が進行しやすくなります。
逆に親兄弟でも影響を受けない場合もあります。
人体って不思議ですよね~
つまり、まとめると
・加齢やストレス、不規則な生活によってテストステロンが減る
・それを補おうとして前頭部・後頭部の2型5αリダクターゼという
酵素と結びついて髪の成長を妨げるジヒドロテストステロンになる
・通常2~6年の成長期にある髪の成長サイクルが短くなり
細く・短い髪が抜けるプラス休止期の髪の分も減るので
薄毛が進行する
というメカニズムが見えてきます。
上手にストレスを解消して、適度な運動で血行促進
バランスの良い食事とイソフラボン、亜鉛などを摂取して
髪の寿命を延ばしましょう!